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スリランカが好き!

岩2種、姫2種

 写真の左上がスリランカ中部のシギリア・ロック。右上はミャンマーのチャィティーヨ・パゴダ(別名ゴールデン・ロック・パゴダ)。
 左下はシギリア・ロックの中腹、岩壁に描かれた絵画。右下はカンボジアのアンコール・ワットの彫刻。

岩2種・姫2種

 シギリアでは、みんなで毎日ロック・クライミングしてたってことなんだろうな。 王様も家来も絵描きも。その遊び心にポチ!

ローカル・サファリ・ツアー

 スリランカには野生生物を保護する目的でいくつかの国立公園があって、そこでのサファリ・ツアーが有名だ。だが、ハバラナでのサファリ・ツアーはちょっと違う。地元の人たちが観光客をジープに乗せて、その辺の茂みに連れて行くのである。町から 10 分ほど離れて、未舗装のいなか道を進むだけで、野生のゾウに出会えるのだ。(2009冬)

スリランカ動物

 小動物なら町中にもホテルの敷地内にもいろいろいる。サル(写真右下)やリス(左上)は当り前で、イタチっぽいのやらモモンガっぽいのやら(正確な名前は知らん)もしばしば見かける。多いのがトカゲ(左下)。体長1mを超えていそうなトカゲ(体長の半分は尻尾だが)がそこかしこにいるのだ。
 それにしても、この辺りではそれだけ豊かに自然が残っているということだろう。開墾もせずにジャングルのまま残っている土地が膨大にあるということなのだろう。いまどきの地球上では希有なことなのかもしれないなと思った。

ゾウは首の上に乗れ

 観光客向けのエレファント・ツアーに参加した。ゾウの背中に乗ってその辺を散歩するのだ。ワニやらなんやらがいそうな湿地も進んでいく。自分の足で直に水の中を突き進むことはできないが、ゾウの上なら安心だ。
 初めは象の背中に設えられた荷台に乗せられたが、ゾウが歩くたびに大きく揺れて、乗り心地が良くない。そこで、御者が乗る場所、つまりゾウの首の上に乗ってみた。俄然乗り心地が良くなった。

ゾウ

 こうしてゾウに肩車してもらうような格好になったわけだが、そういえば誰かに肩車してもらうのは久しぶり(何十年かぶり)だ。懐かしい気分もした。

おじさんだってアーユルヴェーダ

 アーユルヴェーダとはインド・スリランカ伝統の医学・健康法のこと。スリランカのちょっとしたリゾートホテルには大抵そのための施設がある。短期の旅行者にとってそこでできることはマッサージと美容エステといったところ。
 さて、パンフレットに載っている写真を見ると施術する側もされる側も若い女性だが、おじさんだってやっていいのである。そしてその場合、施術する人もおじさんである。スッポンポンになるのでまぁ当然といえば当然なのだが。 (ちょっとがっかり)
 せっかくなので1日コースを受けてみた。午前に3時間と夕方から2時間の計5時間。内訳は、全身マッサージとお顔のケアとサウナと泥パックとハーブのお風呂(〆て7千円なり)。マッサージとサウナは経験があるが、他は初体験。お肌すべすべ、お顔つるつるになった。くせになりそう。

満月の日はお酒はダメよ

 スリランカでは「満月の日のお酒はご法度」である。その年のニュー・イア-・イブ(大晦日)はたまたま満月に当たっていたので、スリランカではお酒が飲めなかった。
 その晩はちょっとしたリゾートホテルに泊っていて、宿泊客はほとんどが外国人だったが、そこでも事情は同じ。大晦日の夜からニュー・イア-・パーティーが始まるのだが、その時点ではアルコール抜きである。そしてカウントダウンが始まって「ゼロ!」となった瞬間にお酒が解禁になる。つまり、24 時を回れば満月の次の日だから飲んでもいいんだそうである。
 だから、グラスにアルコールを入れた状態でカウントダウンして、「ゼロ!」の瞬間に飲み始める。花火が上がるのが早いか、お酒を口にするのが早いか。ヘンなの 。。。(ボクはもともとお酒を飲まないから、他人事なのである)
 どなたかのお役に立てる情報だったかしらん?

外出禁止令

 外国を旅行中に外出禁止令を喰らったことが2度あります。
 1回は、1990年にイスラエル占領下のガザ地区で。今では曲がりなりにもパレスチナの自治が行われていますが、当時は夜間外出禁止令が毎日出ていました。それがわかっていて自分で乗り込んだのですから、明らかにボクの勝手なんですが。
 もう1回は、スリランカで。1989年夏、深夜にコロンボ空港に着いてみると、いきなり外出禁止令の真っ最中。それでも空港から街までのタクシーは動いていましたので、なんとかホテルにもぐり込みました。次の朝、外出禁止令が解除されたので、バスで古都キャンディーに移動。 着いたらまた外出禁止令。その辺りからだんだんボクにもわかってきました。というのは、外出禁止令には2種類あるんです。
 1つは、政府軍が出すもの。こちらが出されても、人は案外平気で外へ出ます。もう1つは、ゲリラ側が出すもの。これが出されると、人は極力外へ出ないようになるんですね。政府軍は一般市民には無茶なことはしないが、ゲリラ側は何をやらかすかわからない、ということなんでしょう。コロンボ空港到着時に外出禁止令を出したのは政府軍で、キャンディーで外出禁止令を出したのはゲリラ側。要するに、そういうことだったわけです。だから、キャンディーのホテルでは缶詰めにされました。
 で、結局どうしたかというと、たまたま同じホテルに泊まっていた団体さんのバスに便乗させてもらいました。彼らは観光を兼ねてボランティア活動をしに来ていました。彼らにはスリランカ仏教界の偉いお坊さんがついていて、情報も入っているようでした。
 ボクは当時3才の息子と一緒でしたので、同情してくれたのかもしれません。バスは途中2ヶ所ほど観光しながら、コロンボの街に戻りました。余談ですが、ツアーは食事がいちいち豪勢でやたらと時間をかけるので、ボクにはついていけないと思いました。
 先ほど書いたシギリア・ロックやサファリ・ツアーは2009年夏の話ですから、そのちょうど20年前の話です。2009年時点では紛争はほぼ終わっていました。

スリランカ旅行のQ&A

Q: スリランカではシンハリ人とタミル人の間で長年に渡って内戦を繰り広げていましたが、シンハリ人とタミル人ではどっちがきれいですか?

A: 俄然シンハリ人です。 褐色の肌で彫が深くて、きれいというよりカッコいい。しばしばうっとりします。ボクの知る限り、世界一ですね。他にボクのお気に入りは、イラン人とラオスのラオ族です。
 タミル人についてはコメントを控えます。

Q: スリランカのカレーは辛いですか?

A: 辛いか辛くないかというより以前の問題として、マズイです。これはインドでも同様です。おそらく食うことに大して価値を見出していないのでしょう。また、外食する習慣が無いというか、各家庭で作って食べるというスタイルが圧倒的に多いのでしょう。街中に食事できるところが少ない。これは東南アジアとはエラク違う点です。
 バンコクやクアラルンプールでは若いOLが昼休みに屋台でぶっかけ飯をカッ食らってるもんですが、そんな光景はスリランカではまず見られません。だから旅行者はホテルのレストランで食うことになる。そうなると、スリランカの物価水準とはかけ離れたお金を取られることになります。

Q: 交通機関はどうですか?

A: 道路は整備されていて、バス便は頻繁にありますから、まぁまぁ旅行しやすいと言えるでしょう。しかも運賃が安い。100km の距離を2時間で行くとして、バス代は 100円 とか 200円 くらいです。ボクはコロンボ空港について、シギリアまで 150km の距離を行くのにタクシーを使いました。途中に1ヶ所寺院を観光して、それを含めて4時間の道のりでしたが、タクシー代は US$70。まぁ高いといえば高いんですが、町まで出てバスに乗ると数時間余計に時間がかかったでしょうから、そうしました。
 帰りは路線バスを使いました。鉄道もいいみたいですが、本数が少ないのが難点です。

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