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学校がスポーツ・バーになった日

 今から20年前、2002年のサッカー・ワールド・カップ日韓大会でのこと。
 ワールド・カップの試合は現地時間の午後から夕方にかけて行われる。そう、日韓大会のときは学校の授業が終わって、放課後の時間帯にちょうど日本が出場する試合があったのだ。
 そこで、教員数名が「みんなで応援しようぜ」と言い出して、実行した。プロジェクターとスクリーンが設置されている300人が入れる大教室にテレビチューナーを持ち込んで、学校中に触れ回ったらきっと人があふれると思ったものだから自分たちが授業を担当しているいくつかのクラスにだけ囁やかにアナウンスして、でもうわさが広がって結局はあふれかえった。
 普段はガチガチで融通のきかない学校幹部もあのときばかりは大目に見てくれた。ちなみに今回のカタール大会の試合開始時間は日本時間の夜〜明け方だから、残念ながら学校では見れない。
 あのときは僕自身も楽しんだし、生徒たちも大いに楽しんでいた。自国開催だったから尚更だ。いまにして思えば、貴重な経験だった。

※ ところで、最近じゃこんな(→ https://www.facebook.com/omori55/posts/pfbid02z8pWGGPgSFWwtwFg1eQtpvusbqnbHSYjf3jCsG4ekw2UCRBheanDEajsThM3Lxx8l )冷めたこと言ってる。

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