代替可能なきみの
きみのその
せいぶつ としての輝きを
ひとつひとつ数えて書き留めてある
くしゃみ1
くしゃみ2
白髪1
〜
白髪6
シャツの皺
9(両肘)
5 (尻)
チャージ
2000
〜
5000
きみが好んでいるのは
暗がり あるいは
眠れずに迎える朝
そんなきみの 代替え可能な存在のせいで
かがやきからは逃れられない
のだと
伝えていくの
悲しみの暮れは
暖をとるために
世界のあちこちで生まれている
残念です
終わりがあることで
暗がりにいたい君の
望みはかなわないのだと
伝えたいわたしは質量を失った
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