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知ってるだけでちょっと便利なワード「プッシュ型広告」「プル型広告」とは?

こんにちわ、合同会社ピクセルグラムでディレクターをやっている小川です。今更ながらですが、マーケティングでは基礎と言われる(?)「プッシュ型広告」と「プル型広告」という2つのワードの説明していきます。 
これらのワードを知っているだけで今後の集客の意識、考え方が変わってくる、簡単ですが大切なお話です。


プッシュ型広告とは?
プッシュ(攻め)という意味。ターゲットは”マス(大衆)”です。
例えば、電車のつり革広告や新聞、テレビCM、Yahooのトップページで見るバナー広告などがこれにあたります。
関係ないと感じる人にもリーチするため、コストが高くコンバージョン率も低いのが特徴です。商品やブランドの認知度アップなどに利用されます。

メリット・デメリットは?使う場面は?
洗剤、お茶など消費者の生活の一部となり、性能的に大差がないものは、普段からCMなどのマス広告で商品名が刷り込まれているほうが多く買われる(安心感などから消費者の購買心理がはたらく)ようで、そのような大手メーカーは必死にプッシュ広告を打ち出しています。
デメリットとして、やはり広告費が高いこと(マス向けのため、数百万円〜数千万はかかる)が挙げられます。

プル型広告とは?
プル(待ち)という意味。ターゲットは”情報を求めに行動している人”です。例えば、Googleのリスティング広告やSEO対策、口コミサイトなどがこれにあたります。リスティング広告はわかりやすく、ユーザーが「梅田 ランチ」と検索したときにそれに合わせ検索結果の上部に梅田のパスタ屋さんの広告が出てきたりと、まさに”待ち伏せの広告”と言われています。

メリット・デメリットは?使う場面は?
このようにユーザーの動きに反応するように出てくる広告のため、成約率も高く、特にリスティング広告だとPPC(Pay per Click)といってクリックされた数に合った予算だけで広告を打てるシステムを利用しており、低予算から始めることが可能なのがメリットです。
そのため、まずは小さく始めたいといったやり方ができる広告と言えます。
ただし、マスに向けたマーケティングではないため、知名度を上げるといった施策や、そもそもプルできるほどのユーザーがいない分野のマーケティングには向きません。


まとめ(じゃあどっちが優れている?)
「プッシュ型広告」と「プル型広告」どちらを使うべきかですが、正直なところ、どっちが優れているということはありません。
一見、今の解説を踏まえると「プル広告のほうがいいんじゃない?」といった声もあるかと思いますが、プッシュ広告の「使う場面は?」で説明したようにプッシュ広告だからこそ活きてくるビジネスもあります。
そのため、自分たちのビジネスがどちらに合っているか、もしくはどちらもメリットデメリットがあるように、上手に組み合わせた集客を行うことが大切になってきます。

(おまけ)
ただ、最近はGoogle AnaylyticsやGoogle search consoleのようなツールで自分たちの通販サイトやメディアサイトでのアクセス解析が容易になったことで、プッシュ型ではできないような”広告配信後の効果測定・集計”(クリックされた回数、アクセスした地域・年齢・性別)をプル型では得ることができます。そういった点では、ビジネスを成長させるかのように効果的にプル広告を打つことができるのも最近の流れです。


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