2019J2第2節 FC琉球(試合メモ)

大量失点をしてしまった琉球戦。見返すのが億劫でしたが、改めてよく見てみると、意外に大宮は良い試合をしていたのではないかなと思いました。

さて、今回は少し趣向を変えて、琉球戦の試合メモを掲載してみようかと思います。この分析メモを元に、両チームの狙いやこれまでの戦いと比べてよかった点、悪かった点などを考え記事にしていきます。

言及するシーンとしては、チャンスにつながるようなもので、なぜ良かったのか、悪かったのかを見直しながら、簡潔にメモすることを心がけています。基本的にはあるシーンを分析し、メモをしていきますが、そういったシーンでなくとも試合を通して気になった点も適宜メモするようにしています。また、大事なシーンやチームの狙いが分かりやすく表れているようなシーンには「〇」や「☆」、その他ブログに書きたいようなものがあれば、ここには出ていませんが下線を引いたりして、後々見やすいようにしています。需要があるようであれば、引き続き掲載しようかと思います。


大宮3421
笠原
山越 菊地 河面
渡部 大山 石川 中村
茨田 大前
ファンマ

琉球4231
カルバハル
西岡 増谷 岡崎 徳元
上里 風間
田中 中川 上門
鈴木

0230 琉球 ボール非保持
・442で守備、ボール持ったHVにはSHがプレス

0330 琉球 ボール保持
・敵陣ではSHが中に入り、SBが高い位置をとる

0345 琉球 ボール保持
・左DH20番から鈴木にグラウンダーの縦パスが通る。常に鈴木を狙っている?

0645 琉球 ボール保持
・鈴木はラインと駆け引き、中川はライン間

0740 大宮 ボール非保持
・敵陣左サイドでプレス。スイッチは石川の右DHへのアプローチ
・囲んだがボール奪取まで至らず

〇0815 琉球 ボール保持
・ライン裏を狙う選手がいることで、ライン間が広くなる
・1トップ脇で右DHがボール持つため、石川が前に出て対応
・大山が石川が出たスペースをケアするためにボールサイドに寄せる
・嶋田、大山、山越の三角形に大きなスペースが生まれる

〇0835 大宮 ボール保持
・琉球のハイプレスに対し、右サイドで冷静につなぎ、大山から石川に縦パス。SBが上がったスペースを利用して渡部がサイド裏侵入
→石川が嶋田が下がって空けたスペースに入っていたのが良かった
→渡部が嶋田と入れ替わり、高い位置をとっていたのも良かった

〇0950 大宮 ボール非保持→ポジトラ
・前線からプレスするも、SBへの中村の対応が遅く、フリーにしてしまう
・琉球がSB-DH-CFで3オンラインから、DHがサイの動き、鈴木への縦パスが通り、左SHへ斜めパス
・戻った菊地がカットし、ポジトラへ
・石川が冷静に左へ展開し、一気にライン裏へスプリント
・大前からのパスは合わなかった
→琉球の縦パスの入れ方は見事。裏抜けする選手と、落ちてくる選手がいるので守備が難しい
→石川のトランジションは素晴らしい

×1045 大宮 ボール非保持
・ファンマ、大前のプレスは悪くないが中村のところでプレスが遅れる

1500 大宮 ボール非保持
・大前、嶋田のプレス良い感じ
・相変わらず中村のアプローチが遅い

1540 琉球 ポジトラ GOAL
・左サイドで嶋田から奪い、上里のワンタッチでの縦パスからDH裏をとって、田中がゴール
→上里の縦パス、縦パスを受けて菊地を躱した中川が効いた
→琉球の狙い取り
→ボールホルダーともうひとりで2対1を作っている
→奪われてすぐさまDH裏を使われたためにDFは迎撃に行けなかった

1710 大宮 ポジトラ
・奪った瞬間に、菊地→大前→ファンマと連続して縦パス
・ファンマは上手く石川にレイオフしたかった

1830 大宮 セットプレー GOAL
・大前のFKを山越が折り返しファンマが合わせ同点

1940 大宮 ボール保持
・嶋田のプレス効いてる

2210 大宮 ネガトラ
・大前が石川の空けたスペースを埋めようとしている

2215 大宮 ポジトラ
・前線の3枚、両WBの上がり早い

2320 大宮 ボール保持
・右サイドからのファンマのクロスが流れ、左で河面が拾う
・素早く大山‐河面‐大前でトライアングル形成
・大山が上手くライン裏に抜けて、ファンマに合わせるも決まらず
→ここの一連の攻めは良かった。決定機

2405 大宮 ボール非保持
・鈴木と中川の連携でライン間に侵入される
・DH2枚が引き付けられ、石川の開けたスペースに侵入される
→中川が上手い

2455 大宮 ボール保持
・ハイプレスを受けた際には、縦パス→レイオフ→展開が基本?

・琉球の狙いはライン間に侵入して、寄せたDHが空けたスペースを素早く利用

2620 琉球 ボール保持
・ライン裏⇔ライン間での複数の選手が繰り返す
・DF-MFラインが低くなって空いたMFライン手前を起点にライン間に侵入
→各ライン間を空けない、MFラインで飛び出す選手がいれば逆サイドの選手が絞る

2740 大宮 ボール非保持
・MFラインが幅狭になり、縦パスへの狙いが絞りやすくなったので、縦パスカットできた

3100 琉球 ボール保持
・アタッキングサードのサイドでボールを持つと、ハーフスペースへの横パスを狙う

〇3305 琉球 ボール保持
・ビルドアップ
・ボランチが空けたスペースを巧みに使う

・琉球、縦のトランジションの意識が高い
・琉球、ビルドアップの起点は大前の前、ファンマの脇のスペースにいる上里(右DH・20番)

〇3705 琉球 ボール保持
・3305のシーンと同様に、DHがMFラインから飛び出したスペースのライン間と出し入れして、残ったDHが空けたスペースを使ってライン間に侵入

・大宮はポジトラ時、DH(特に大山)が中継役になっている
・琉球は30分くらいからライン裏⇔ライン間での動きが少なくなったため、やや攻撃が停滞
→なぜ?

・琉球の攻撃の狙いは、上里を起点にライン間に侵入し、ボールサイドに寄せさせて空いた逆サイドのライン間へ展開、そこから一気に縦へ攻める

・大宮、後半から352にシステム変更

4530 大宮 ポジトラ
・大前が上手くプレス回避し、ファンマへ縦パス
・左サイドに展開し、中村のクロスからチャンス作る
・カルバハル良いセーブ

・ファンマがライン間で起点になるが、クロス時にゴール前のサイズが足りない

4735 大宮 ボール保持
・アタッキングサードで菱形や三角形を形成しつつ、サイドを攻撃できている

・大宮のCKの狙いは、ニアに人数をかけて中央で菊地を浮かす

5005 琉球 ボール保持
・上里がMF-FWライン間でボール受ける
→大前かファンマでマークするか、パスコース制限したい
・左サイドを突破、鈴木が右へ展開、チャンス作る

5300 琉球 ボール保持
・サイドで菱形形成し、中川と菊池の1対1を作り、決定機迎える
・笠原ナイスセーブ

5500 大宮 ボール非保持
・嶋田がプレスに行って空けたスペースに落ちるSHにしっかり山越が対応

〇55 琉球 ボール保持 GOAL
・アタッキングサードで左サイドから縦パスを入れて中央へ展開
・ミドルシュートがたまたま中川へつながり、折り返しを鈴木が押し込む
→これも琉球の狙い通り
→中川がスルーパスを受けることができるポジションに素早く入れている
→鈴木への縦パスに対応するためDFラインから出た菊地の開けたスペースを埋められていない

〇57 琉球 ポジトラ→ボール保持
・ネガトラで嶋田を挟み込みボール奪取
・上里から右サイドに展開されるが、またしても中村のアプローチが遅い
・サイド裏に侵入され、鈴木がフィニッシュ
→鈴木の一度ファーに行くかと見せて、ニアで受ける動きも良かった
→山越も簡単にニアに入らせてしまった

〇・大宮、後半はライン間を使われることは少なくなったものの、左サイドから縦パスが入れられてしまう。そこから中央や逆サイドへ展開される
→後半から352になった大宮に対し、すぐさま攻める起点を変える琉球はすごい。監督の指示?選手の判断?あらかじめ中央を占められたらサイドから攻めると決めている?

〇6020 琉球 ポジトラ GOAL
・ファンマへのロングボールが弾かれ、ライン間でフリーになった中川へ
・先制点と同じように、2対1を作り突破
→河面が上がっていたため、DH裏はケアできなかった
→DFに残った菊地、山越がもう少しラインを上げられるとよかったが。ロングボールを入れるときには注意が必要

6100 大宮 交代
・嶋田→小島

6340 大宮 交代
・大前→富山

・大宮は両WBが高い位置をとり、琉球はラインを低くするため、大宮が押し込む展開に
〇・大宮、攻撃はサイド中心。HVが起点に、主に富山がライン間でボールを受けてサイドへ展開
・大山が左右にボールを展開

7130 大宮 ボール非保持
・石川のプレス素晴らしい

〇7345 大宮 ボール保持
・富山、ファンマ、石川が縦パスを受け、右サイドに展開
・琉球のお株を奪うような、複数レーンを利用した良い攻撃
・最後のクロスがお粗末だったのが残念

7425 大宮 ボール保持
・大山、小島、渡部の三角形でサイドを崩す

7800 大宮 交代
・中村→酒井

・60分以降の琉球の攻撃は下里を起点とした右サイドからの攻めになっている

〇・ライン間で受けまくる富山が素晴らしい。ライン間へ落ちるタイミングが良い
・ポジトラ時の菊地の縦パスや展開も良い

86 大宮 セットプレー GOAL
・富山のPKが決まる

8715 琉球 交代
・中川→越智

9030 大宮 ボール保持 GOAL
・河面のロングボールを富山が落とし、大山から酒井へ。クロスは逆サイドに流れ、渡部ゴール

9405 大宮 セットプレー
・CKを山越が合わせるも、カルバハルのスーパーセーブ。決定機

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