諦めない心

こんにちは。

最近WOWOWのおかげでウィンブルドンがライブで観れるようになり、寝る前にテニスが習慣化しています。

昨日は錦織選手の試合を観ようと思いました。ですがその前に、別のコートでナダルの試合があったのでそれを見て「わーすごーい」といいながら待機しました。
ナダル戦が終わっても錦織選手のやる予定のコートの前の試合が終わらなかったので、勉強してるふりをしながらその試合を見ていました。

女子シングルスでプリスコバvsムチョバの試合でした。女子のシングルスは先に2セットとった方の勝利なので、私が見始めたときには1セットオール、あとプリスコバが3か4ゲーム取れば勝ちといった状況で、きっと30分くらいで終わるだろうと思っていました。

どちらもチェコの選手で、チェコの選手は芝のウィンブルドンに強いらしいです。
プリスコバは元世界ランク1位でウィンブルドンでは第3シード、ムチョバより格上で先輩にあたる存在です。
一方、ムチョバはノーシードから4回戦まで勝ち上がってきた番狂わせな選手のようでした。

ところがどっこい。
ムチョバがどんどん追い上げてあっという間に6-6ゲームになっていました。
今年のウィンブルドンからファイナルセットの6-6は2ゲーム差がつくまで試合を行い、12-12になったらタイブレークという新ルールになったので、ここから長い戦いが始まりました。

この2人のことはまったく知らなかったのですが、見た感じプリスコバはポーカーフェイスタイプで冷静で背が高くて鋭いサーブとラリーが強みのようでした。186cmとかいってたかな、神様は不平等ですね。ただ、前後の動きが弱くドロップショットを打たれるとあまり反応できない感じでよく狙われていました。

ムチョバは格下なので、怖いもの無し、当たって砕けろでミスもプリスコバに比べて多いのですが、小技をたくさん持っている選手です。勝つと大きな声を出して小柄に見えますが迫力のある選手です。

2ゲーム差がつくまで本当長くて、ムチョバがブレークチャンスをつくるのですが、うまくブレークできなかったりプリスコバがそれをうまく阻止したり、はたまたプリスコバがブレークチャンスをつくれば、ムチョバが粘って阻止する感じでした。

どちらも知らずに見ている側としては、ムチョバを応援したくなってしまうのですが、プリスコバが格上で落ち着きがあるのを見るとあーやっぱりプリスコバが勝つのかなぁと思っていました。

ですが、ムチョバの闘争心が目に見えてわかるほど強くて何度も何度も攻撃を仕掛けていました。解説の人も「この果敢にチャレンジして諦めないというのは、トップの選手になるためには必要なことですよね。」といっていました。

その時に改めて気がつきました。
本当にトップに立つ人が普通の人と違う点は、諦めないでチャレンジしていくこと、チャンスをモノにする力、努力することだということ。
これ、言葉だけみると当たり前じゃんって思うのですが、自分がムチョバの試合を見ていて初めて実感しました。

結果は13-11でムチョバが勝利しました。
ノーシードの彼女が、同じ国の格上相手に気持ちで勝った瞬間でした。

きっとハイライトを見返してもプリスコバやムチョバのいいショットが切り取られていて、短時間に収められているので、体力と気持ちと技術を長時間にわたってねばって絞り出した試合の様子はわからないと思います。

これはテニスに限らず、すべてのスポーツに言えることですよね。
皆さんの馴染みのあるスポーツを途中からでもいいので最後まで観ていると、プロの心の持ちようがずば抜けていることがわかると思います。

ムチョバを見習って自分も頑張ろうと思いました。

錦織選手の試合は錦織が1セットとった時点で私が眠気に負けて観れませんでした。
でも今朝勝ったというニュースを見たので安心しました。やった〜!

準々決勝の試合も観て、生活習慣をこの調子で崩していきたいと思います。
錦織、ムチョバ頑張れ!!!


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#エッセイ #おみん #テニス #ウィンブルドン #錦織



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