他人と関わるということ

時間と共に風化しても、消化できない感情がある。
お腹の中に溜まり続ける悲しみを取り除けないまま、ゆっくりと歩いてゆく。

関わる人の数だけ私が存在している。
存在しているコミュニティが違うと当然見せる顔は違うわけで、その都度人格を作り替えている。
あなたの中で生きている私はどんな顔をしていますか。怖くて聞けない。
いつも感情の上澄みの薄っぺらい部分だけで会話している。
誰にも私を分かられたくないのに誰よりも分かってほしい。

いつか文字通り腹を割って誰かと話をした時に、互いの悲しみの質と量が似ている人と一緒になる。
何もかもが違っていても、本質は同じだといい。
共通言語より強い繋がりで共鳴したい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?