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はじめて漫画になって嬉しかった話


こんにちは。プロコーチのお松と申します。最近、僕のコーチングを受けてくれた漫画家のいまっちさんが、コーチングの様子を漫画にしてくれました。

▲こちらだけでも読んでブラウザバックしてもらえると嬉しいです

初めて自分のことを漫画にしてもらってとても嬉しかったので、アンサーソング的にコマを引用しながら感想を書いていきたいと思います。『そばにいるね』を歌う青山テルマの気持ちで。あと、コーチングしている時に考えたことも書いていきます。これを読んで少しでもコーチングに興味を持ってもらえたら嬉しいです。


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まずは冒頭のこのシーンなんですが、すごくないですか? コマの情報量とわかりやすさがえぐい。ここで伝えていることをテキストだけで伝えるとすごく長い文章になってしまうのですが、いまっちさんの漫画だと、主人公の置かれている状況と感情を瞬間的に理解することができます。「埃」って書くのいいですよね。

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そして次のコマが僕がはじめて漫画になった瞬間です。これを読んでいる方の中で、漫画になった経験のある方いますでしょうか。感動につぐ感動じゃないですか? 僕はもともと漫画がすごく好きなのもありますが、とても嬉しかったです。文字にしたら冷静な感じになっちゃいますが、実際は「アアアアアアアア…!!!」でした。ア×8。


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はじめましてな方のコーチングでは、冒頭に資料を共有しながらコーチングについての説明を行います。ここ、すごく正しく理解されていてすごいなと思いました。一回聞いただけでこの理解力…。そして何よりデフォルメされた僕の姿よ!

実際には普通に説明しているだけなんですが、それをそのまま漫画にしちゃうと抑揚がないので、僕を念能力者みたいに書いてくださってすごいな〜と思いました。『HUNTER×HUNTER』好きなので嬉しい。能力名は「コーチング心得(バイブル)」とかですかね。う〜ん。再考します。

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コーチとしては「自分のためだけに時間をつかってください」は当たり前の投げかけなのですが、いまっちさんにそこが刺さっていたとは知らなかったのでいい気づきになりました。

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ここすごく覚えてるんですよね(笑)。いまっちさんから次々に不満が出てきたのを覚えています。コーチングは「ありたい姿」、つまり未来を思考するためのコミュニケーションなので、こういった場面では途中で制することもあるのですが、いまっちさんの表情や口調から「1回全部吐き出していただいた方がいいな」と判断して、僕の方から不満を促しました。

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ただそれだけだと不満大会になってしまうので、いまっちさんの本当に目指す姿を話してもらうためのタイミングをずっと伺ってました。その助走として、ここまでに話してもらった内容からいまっちさんの特性をお伝えした次第です。

そしてここの「ギラッ!」。 ここもフックになるようにデフォルメしていただいてすごく笑った&嬉しかったです。コロコロコミック育ちなのでここの目の感じ好きです。嬉しい。

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ここまでずっと不満について語っていただきました。不満とは「満足していない状態」を指します。ので、逆にいまっちさんが満足することにフォーカスしてもらえるような質問を心がけました。いまっちさんの表情も変化して行くのがわかってよかったです。


漫画を読んだ時、ここの「あれ、そういえば」のところに感動しました。なぜかと言うと、ここにコーチングの有用性が詰まっているからです。コーチングは答えを教えるティーチングやコンサルティングと違い、質問によって相手の中から答えを引き出していきます。答えを探すプロセスにおいて気づきが生まれ、その気づきよって行動が変わり、行動が変わるとその人そのものが変容していきます。

実際にコーチング行っている際にいまっちさんの様子から「あ、今気づきがあったな」と思ったので、このコマで答え合わせができた気持ちでした。

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満足感の質問でいまっちさんの思考が前向きになったことがわかったので、これまで過去について考えていた思考を未来に向けてもらうような質問を投げかけました。

ここ、いまっちさんが「否定されるかもしれない」と考えていたなんて知りませんでした(笑)。僕はこの時肯定しましたが、基本的にコーチングでは否定も肯定もしないスタンスで行うので、これを読んでくれている方の中で「コーチング受けてみようかな」と思っている方がいたら、コーチングでは何を話してもいい、ということを知ってもらえると嬉しいです。

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『スーパー言語化タイム』(笑)!!! 念能力に追加します。

コーチングでは相手の話を要約することがあるのですが(コーチによっては全くしない方もいます。本当にそれぞれです)、僕はずっと編集の仕事をやってきたのでそのスキルを活用して要約をよくやります。得意。

ちなみに、僕はここの『なりたい姿』を描くことをコーチングで一番大切にしています。相手の本当に腹落ちした『なりたい姿』になっているか、その姿になった時にどんな気持ちになるかは、僕のコーチングにおいて最も重要な要素です。なので、ここではサッと描いていただいてますが、一番時間をかけるところでもあります。

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『なりたい姿』を描けたので、そこに向かうためのプロセスを設定するために、ここでは現状を知るための質問をいろいろ投げかけました。

そして、『なりたい姿』を目指すのに役立つリソースを見つけたいなと思ってもいました。これまでのいまっちさんの話を伺っていると、たくさんの友人・知人など「人」の話が出ていることに気づいていたので、「目標達成のための力になってくれそうな人は?」という質問を投げかけた次第です。結果、たくさんの方が出てきたので「いまっちさんすごいな〜」と思いました。

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「そこはどうしましょうか?」の顔!!😂😂😂 こんなに悪い顔してないですからね😂

ここでは、目標に向かうプロセスを設定していっています。目標に向かうための行動をいくつか出していただき、その中で一番効果的な行動を選んでもらうことが多いです。

「やるべきことはわかるんだけど実行できない…」と悩まれている方は、期限を切るのがおすすめです。その時に気をつけるのは「◯月◯日までにやる!」と具体的な日にちを決めること。「11月下旬あたりまでにやろうかな」だとできないんですよねえ。行動は具体的な日にちを決める。できれば紙に書いたりして可視化しておくとより効果が高まります。

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ここの「ほわ…」が好きです。あと、いまっちさんの「楽しかった!」がめちゃくちゃ「楽しい」が伝わる表情ですごいですよね。

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僕のコーチングではコーチングで話していただいた内容をまとめた『振り返りシート』をお送りしています。(これも他のコーチが必ずやっているわけではないです。)

なぜやっているのかと言うと、ずっと編集という仕事をやっていたので、何かしらアウトプットをしないと気持ち悪かったからです。結果として、コーチングで話した内容を振り返ることができ、コーチングで高まったやる気を持続できる、というお言葉をいただきます。ありがたいですねえ。「振り返りシート、デスクトップにしています!」って方がめちゃくちゃ多く、今結構プレッシャーにもなっています。頑張ります。

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ここ、本当に感動したんですよね。責任者に自分の働き方について話をするのって、とても勇気のいることだと思うんですよ。

それをこんなに清々しい表情で話してくれたなんて! もう凄すぎ! いまっちさん優勝! とカフェで盛り上がりました。なんなら泣きました。


僕にとってのコーチングとは、自分の『ありたい姿』に誠実に向かい続けるためのアプローチ

最後のこれ、めちゃくちゃ素敵なコーチングの定義すぎてひっくり返りました。自分のコーチングを受けてくれた方が、こんな感想を抱いてくださって本当に幸せです。コーチング習得してよかったです。これからも精進いたします!


最後に、このnoteのテストページをいまっちさんに読んでいただき、感想をいただいたので、それを最後にのっけたいと思います。いまっちさん、本当にありがとうございました!


漫画感想note読みました!ありがとうございます! 自分が描いた漫画ですが、お松さんの感想が入ることで別の作品のように楽しく読めました。

お松さんがあの漫画を読んだ時、僕とのセッションを思い出して「こうだったな」「ああだったな」というのを、また作者の僕が読んで、「確かに」「へぇ〜」と言いながら読めて楽しかったです。なんかスルメのように噛めば何度も美味しい、“感想の永久機関や〜”って感じでした。

僕はネーム書いてる時、かなり記憶に頼って描いたので、言ってないことを書いてしまっていないか不安なところもありました。でもこの感想を読んで、ズレていたのは「悪い顔のお松さん」の部分だけだと安心しました(笑)

コーチングでありたい姿を探せたのは貴重な経験でした。でもそれ以外にも、読んだ人から感想を聞いたり、コーチングに興味を持ってもらえたりと、嬉しいことがいっぱいありました。こうやって感想を書いてもらえるのも、とても嬉しいです。漫画にして良かったとすごく思っています。読んでもらえる実感と反響が今のところ、僕の活力になっています。なので、これからも楽しく漫画を描いていきます。

お松さん、いつもありがとうございます!


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(*コーチングはその場で質問を考えるので、同じコーチングは一つもありません。いまっちさんの漫画と全く同じコーチングをすることはないので、そこのところの認識だけよろしくお願いいたします!)

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