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東京のラーメン/豚骨ラーメン5撰/濃厚ラーメン かなや

方南町/濃厚ラーメン かなや

地下鉄丸ノ内線。
中々脚を運ばない駅である。

駅を登って環七通りを高円寺方面に3分程。

ここはかつて「横浜家系ラーメン 桂家」という横浜醤油豚骨の名店があった場所である。
それはそれは毎晩毎夜行列で犇めいていた場所である。

ボク自身も何度も並んだ店だっただけに少し感慨深くはあるが。
以前とは違い、行列は見る影もない。

「食券先買い」

だが、その桂家の跡地で、しかも濃厚豚骨で店を出すのだから何らかの意味があるのだろうと脚を運んだ。
豚骨にありがちな極細麺と太麺が選べる。
やはりここは、珍しい太麺で行くのが味の差異が分かるのではないか?
と言うことで━━━━

特製濃厚ラーメン黒(太麺)
¥1,000

今や豚骨ラーメンといえば九州だけではなく国内のラーメンでも珍しいものではなくなってきている。
ボク自身も豚骨はかなり食べてきているので「こんなモノだろう」というある程度の基準を持っている。

が、しかし。
だ。

一口すすった瞬間、そのキメ込んでいた想定の閾値を遥かに上回った旨味が舌を刺激する。
どの店の豚骨スープにも形容し難い位に豚骨の髄が出ている。
遥か昔、田舎の大分で頭まで煮込んだような物凄く濃厚で、それでいて臭みのないコッテリとしたスープだ。

あ、桂家もこれくらい出てたなーとここで場所と味が合致を果たす。

この店は家系ラーメンさながらの太麺をチョイスすることを強くオススメする。
かかっている黒マー油(焦がしにんにく油)も香ばしくて良い感じだ。
マー油は熊本などでよく見られる形式なので九州ラーメンと家系ラーメンのいいとこ取りと言ったところだろう。

味変更の卓上アイテムも種類が豊富。
特に良かったのは生にんにくだ。

添加物が入った摩り下ろしではなく生だ。
これを入れると恐ろしく美味い(臭いけど)
それに豆板醤をキメれば最高のご馳走である。

薄切りのチャーシューも味が入ってて良い。

ああ、これでトッピングにほうれん草とかあったら泣ける。
2018年2月OPENということで、今はまだ名も轟いて居ない状態なので並びは少ない。
青田買いじゃあないが今後、並びで中々食べるまでに時間がかかるような店へ成長すると踏んでいる。
お早めに行くことをオススメしときます。

営業時間

平日 18:00~翌1:00
日曜・祝日 18:00〜23:00

※いずれも売り切れ次第終了

定休日

無休

座席数

カウンター11席

備考

現在並びは少なめだが徐々に人気が出て増えると予測しているのでお早めに。