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マインドフルネスとメタ認知力

自分の一番近いところに、現状打開の本当のヒントがある。
「灯台下暗し」というが、その通りである。

自分を客観視する、ということだろう。
しかし自分を客観視することは、きわめて難しい。

単純に、客観的に自分の課題に気づくことも難しい。
また、それを認める/改めるということは、もっと難しい。
二重に困難である。

人間、とやかく言われたくないものだ。
しかし人生を振り返ってみると、
とやかく言われていたころが、一番成長できていた時期でもある。

他人からとやかく言われなくなる、
というのは、ある種の危険信号でもあるかもしれない。

人生というシステムはのほほ~んと、生きてはいけないように、なっているっぽい。

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客観視、ということを本気で考えたのはカントだ。

彼の思考は、「神は万能である」というテーゼの真偽に、ケリをつけた。
(要は、神様だって、万能じゃないよ、という説明をした)

カントは神様より、もっと上に、「客観視」という底なしに深淵な目が、世界を見ているとも言っている。

ただ「客観視」というメタ認知機能は、前頭前野が深く関与していると一応は言われているものの、

人間には予め客観視の機能が備わっていない、という説もある(たしか池谷祐二の本にそう書いてあったと思うが、完全にうろ覚えです)

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ヴィパッサナー瞑想、1年くらい続けて、少しだけコツがつかめてきた。

Googleとか、スティーブジョブスとかで、散々宣伝されているから、
瞑想が良いなんてことは、今更書く気になれないが。

ただヴィパッサナー瞑想って、ざっくりいえば、

「今だけに集中し、雑念の一切をはらう」ということなのだけど、そんなこと普通に無理。

俺は最初、10秒も思考を止めておくこと、できないんじゃないかなと思った。そもそも思考を止めるって、死んでるのと同じ状態にしろってことなんじゃないかな?、と。

なのでヴィパッサナー瞑想を習得したいと先立つ想いは胸にしまっておいて、とにかくやってみて、そのポジティブな効能を実感するほうが良さそうだ。

瞑想が、

心を前向きにさせること、
心の疲労回復、
効果テキメンであることは、実践者の立場からいうが、確実。

そして何より、寛容になれる

赦さなくてもいい奴がいるのは当然として。

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人生は苦である。
苦は無明から生じる

と釈迦がいっているが、ただ呼吸をすることだけが、無明から離れられる方法なのである。

ということで、瞑想法を訓練しましょう。

ちなみに、俺は
呼吸の本/加藤 俊朗

しか読んでません。これで十分だと思います。

俺が実践している集中方法は、

① 心の中で数を数える

② 細い長く息をはいて、ゆっくり大きく吸い込む

...これだけである。吸ってはいてを30分ずーっとやり続ける。

やるとわかるが、はじめの頃は30分やるのは、かなーりシンドイ。今は完全に慣れて、集中できるようになったけどね。

マインドフルネス無しの日常は、もはや考えられない。

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