自分の弱さを知る(10)

じぶんの世代は絶望と諦念が宿命づけられている。

これは、おぞましいほど歪な「躾」を受けて育ってしまった結果である。わたしたちは「ゆとり世代」と呼ばれた。その語感とはじつに正反対にどう転ぼうと過酷を極めるさだめなのである。

そのような憂いを抱えながら、毎日わたしはどのように生きていくべきなのか?マジでこんなのでいいのか?と自問自答している。得たいのしれないトラウマとストレスにじっと耐えながら、絶対に答えの出ない問いを繰り返して。社会が豊かではなくなり逃げも隠れもできない形で貧しさが現実化した。そしていよいよ切羽詰まってきたが。

しかし。よしんばそうなのだとしても悪いことばかりではないのかもしれない。切羽詰まるからこそヒトは覚醒する可能性を得るのだから(切羽詰まってるわけだから当然だけど)

だからいま一人一人が本当の意味で「覚悟」を決めることが求められているような気がしている。肥溜めに落っこちてのたうち回りながら生きるか。それが嫌ならイーロン・マスク並みに何か突出した能力がないと厳しい。はたして私たちは生き直せるだろうか?

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