ある戦いの記録

男だったら誰しもが一度は夢見ること。

自分でいちから商売をつくりあげてみたい。つくりあげた商売を尋常にまわすところまでやりきってみたい。

だけどほとんどの人は夢をあきらめてどこかしらに就職せざるをえないのである。自由への道をあきらめて隷属への道へ。なんせみんなビビリだ。もちろん、かくいう私もビビりまくりの人生だ。いざ商売をやったらやったで情け容赦ない実業界だ、十中八九ボッコボコにされてトンズラ。借金だけ残って…ってのが大概のオチである。

商売をはじめたすぐそばからビッグウォールが立ちはだかっている。初期投資、試運転期間、ウザすぎる自称先輩、その他もろもろの物理的制約。それにともなう強烈な心理的圧迫、

このムリゲーを解決するのには「金」の他に手段がない。金で解決ぶぁいやいやいやいやい...である。だからか、わりと金持ちの子息は乗り越えるみたいだが、貧乏人はたいてい潰れる。10人いたら7人は行方不明になる。端から貧乏人には勝ち目はない。身の程しらなかった奴が悪いってか?

じゃあビンボー人がやれる商売なんてものがあるのかよ?となると、ウェブ関係か占い師くらいなもので。誰でも真似できてかつ法律による規制もザルなグレーゾーン系。ご想像通り悪の温床となっている。世間知らずが踏み込むと”沼”に嵌る。

じっさいウェブは完全におかしな人達が支配してしまっている。ほとんど大多数の人たちはおとなしくて真面目で一生懸命働いているだけなので、かえっておかしな人たちの権力を強化している図になってしまっている。ほんのわずかなリソースをめぐって日夜、争いが巻き起こっているのだ。ウェブ空間ではすでにしっかりと確立した守らないといけない権利がある。だからこその激烈な争いと略奪。

ひとたびウェブヤ○ザどもが作り上げた「システム」に巻き込まれて素人ゆえに深入りして被害にあった場合、ハラスメント案件で泣き寝入り、どころの話では済まない。冗談抜きに精神病やらPTSDやらになってる奴もいると思う。外からは単純素朴な業界に見えるかもしれないが、内部では複雑な組織と、階級と、鉄の掟がある。

ゆえに生身(全裸)ではとてもじゃないけどうまく身を守ることはできない。都内だとピンからキリまであるから一概にはいえんが、ヤバイ奴らが跋扈するような場はサッサと立ち去るしかない。逃げの一択、そして忘れる。別の職場を求めて流転する、と。

まるで過酷な砂漠の遊牧民のごとく。

結論、簡単に人を信用してはいけないってことかな。

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