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#151 プレイングマネージャーからの脱却

中間管理職や、中小企業経営者、ひとり社長などは、プレイングマネージャーとして業務をこなしていく。
プレイングマネージャーの評価をすると、ALL10の人もごく僅か存在する。
とは言え、当然メリットとデメリットがある。
そもそもなぜ、プレイングマネージャーという言葉が生まれたのでしょう?

今回は、プレイングマネージャーについて考えてみたいと思います。

ひとり社長の場合

メリット
・全て自分で決めれるから決断もスムーズで、アクションも早い。
・人事評価もなければ、管理もなく人件費は自分のみ
デメリット
・病気や事故が起こった場合に代役がいない
・仕組み化できない
・俯瞰できない(プレイヤーとマネジメントの役割)
など、他にもたくさんあります。

特に起業仕立ての頃は、少しでも経費をかけずに利益を創出したいものです。
人間関係に悩まず自分のペースで運営できることも良いことです。
結局は、自分はどんなスタイルでやりたいのかでしょう。

テニスのシングルプレースタイルを好むか
野球やサッカーのようなチームプレーを好むのかによるのでしょう。

組織経営の場合

メリット
・各部署ごとに役割を担える
・効率的に目的を達成できる
・欠員によるリスクが少ない(代役が見つかりやすい)
デメリット
・個人プレーにもなりかねない
・部署同士で孤立してします
・人による軋轢が起こる

組織によって成果を出すためには、それなりの仕組みや指針が不可欠である。
組織のスタイルにもよりますが、ヒエラルキー型なのかホラクラシー型なのかによるでしょう。

ホラクラシー組織

ヒエラルキーの組織は、管理職やリーダーなど階級や役職があり、意思決定やマネジメントなどはトップダウンで行われます。

また、ホラクラシー組織経営は、全員が対等な立場です。
組織全体に権限を広げたり分担したりして意思決定をさせています。
役職の代わりに与えられるのは、それぞれの得意分野を活かした役割です。
適材適所な人事配置を行い、明確な役割を与えることで、指示がない状態でも主体的に動けるようになります。

従来の日本のマネジメント型経営はヒエラルキー型と言われ、明確な上下関係が存在していました。
ヒエラルキー組織経営に関する発言権は、経営陣にしかなかったのに対し、
ホラクラシー組織経営は、個人の目標を設定したり、上司の承認を得たりする必要がありません。

評価や査定も社員全員で行うのです。メンバーであれば、誰でも経営に関する発言をすることができるのです。

ホラクラシー組織経営のメリットとデメリット

メリット
・主体性や責任感が生まれる
・業務削減による効率化
・意見交換の質が上がる
・柔軟な組織体制
・ストレスの軽減

デメリット
・セルフマネジメントが必要になる
・トラブル対処や対策が必要になる
・情報漏洩のリスクも高まる
・状況の把握に工夫が必要

ホラクラシーを実践するためには、セルフマネジメント力があり、主体的に行動できる社員が必要です。

ヒエラルキー型の組織に慣れていると、最初から主体的に行動するのはむずかしいかもしれません。
さらに、信頼関係も求められるのです。ホラクラシーの導入を検討する場合には、まず社内の信頼関係の強化が不可欠と言えるでしょう。

「やりがいがある」というプラスの意見と、「まとまりがない」というネガティブな評価も起こりえるでしょう。

プレイングマネージャーからの脱却をしても、別の課題が生まれることだけは
わかりました。
結論は、どちらが面白いかでしょう。

今日も良い一日でありますように
ありがとうございました。

godaigenso


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