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Etw.Vonneguet最後の福袋をもって、小売業をやめ、ブランドとして、会社として次にやるべきことに向かいます。色々振り返り、今日まで愛してくださった皆様へ。

Etw.Vonneguetは、日本で最初にファッションテックのアプローチを取り入れたファッションブランドだったと断言できる。

3DCGでパターンメーキングした服や、デジタルファッションショーというCGのモデルと服を使った仮想空間でのファッションショーなどを積極的に取り入れていたし、2009年の原宿のメインストリートをゲリラでランウェイする「葬送」というパフォーマンスを皮切りに、一般人から東京コレクションモデルを起用する、モデルオーディション、海外の百貨店でのポップアップから、前渋谷パルコでの店舗出店、店舗でのVR、AR、プロジェクションマッピングなど、色々実験的なことをやらせてもらった。Etw.Vonneguetはちまたで「ボネゲ」と言われるようになり、何度か東京コレクションにも参加させてもらった。溶ける服、紫外線で変色する服、色々やった。

Etw.Vonneguetは、私の血であり、肉であり、嬉し泣き、悔し泣きした涙でできている。

常に5年、いや10年先の事やってたと思う。

そんなEtw.Vonneguetもish inc.というファッションテックに特化したデザイン会社になり、Etw.Vonneguetは事業の一部となった。とはいえ、積極的に販売していたわけではなく、渋谷パルコのリニューアルとともに、店舗を閉め、オンラインのみだったが、新作の発表はしなかった。

ずっと、お客様に説明できずにいたのは、本当にEtw.Vonneguetが好きだったからだと思います。荒々しくて、かっこよくて、未来で、実験的で、本当に好きだった。だからこそ、まるで別れられない、忘れられない大好きな恋人のようで、ちゃんと説明する言葉を今の今までずっと、探していました。

新作の発表をやめたのは、それこそ、作って売るという恐ろしいサイクルの中、そこに当然のようにやってくるセールによって、自ら自分の服の価値を下げる行為を定期的にしなければならないという謎の商慣習が、自分らしくないと感じたから。

そしてこのサイクルはいつか終わると感じていたし、それが今でいうサスティナブルなファッション産業の変化の予兆だったと思う。

多くの人か気づいている通り、みなさんが知っているファッションは、テクノロジーをはじめとする異業種とのケミストリーを起こし、文字通り脱ぎ捨てられて新しいシーズン(変革期)を迎えようとしてます。

この記事を書きながら、こんな本を見つけました。「2025年、人は「買い物」をしなくなる 望月 智之 」 

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未来のファッションはどんな風に変貌していくのか、そしてデザイナーは今のままのスキルだけで人を感動させられるのだろうか。本当に面白くなってきた。

今日まで、ファッションテックに可能性を感じて、ファッションブランドEtw.VonneguetとしてテクノロジーをB to C展開させていただいてましたが、ここ数年はB to Bとしての事業展開に特化し、ish inc.として法人になりました。そしてこのish inc.は、ファッションテックに特化したデザイン会社として、今クラウドファンディングに挑戦しています。小売を閉めるにあたり、Etw.Vonneguetの全ての商品をこの新しい挑戦のリターンとして最後の福袋を作りました。O l g aの新しい挑戦を、是非とも応援してくださったら嬉しいです。

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実はishは、Etw.Vonneguetよりも先にロンドンで使っていたブランド名で、法人にする時この名前以外は考えられなかったわけですが、そういった歴史もあり、ishもEtw.Vonneguetも私の軌跡の続きな訳です。

Etw.Vonneguetは服を作って売ることをやめます。いわゆる普通の服(=センサーなどついておらず、デジタル化されいない、素材的な革新性もないアナログな服(←むしろアナログな服という概念がここ最近出てることがすごい))を大量に作って売ってというスタイルから離れます。

私が考える未来のファッションは、物にとらわれない概念を指すようになると思っているから。そして固定観念にとらわれず、革新的な考えを持ち、誰よりも先に未来を見たいから。

これからは服という媒体を通してお客様と繋がるという形が、また違うものへと変化して行くと思いますので、ish inc.ならびに、O l g aを、引き続き応援してくださったら嬉しいです。説明が本当に遅くなったけど、この先で少しずつ、Etw.Vonneguetの歴史を紐解くような文を、愛でるようにnoteでかけたらいいなと思ってます。

Etw.Vonneguetが小売というコミュニケーションを通してお客様と共に培ったことは、絶対に忘れない。そしてこの先で必ず、恩を返します。また姿形を変えて、次にやるべきことに、アヴァンギャルドなスタイル(生き方)で頭から突っ込んでいきます。


O l g a 
2020.1.7



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いつも応援してくださる皆様のおかげで、さらに新しいチャレンジができているのだと思っています。 本当に有難うございます!!

Thank you!!!
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デジハリ大学院ファッションテックラボ主宰。ish inc.代表。ファッションテックデザイナーとかいいながら未来とか世界とかかっこよくできること、圧倒的に面白いこと、愛だとか勇気だとかそんな青臭いモチベーションで、世間がアップデートされたら、結構いい酒飲めるよねって思ってます。
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