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ナップスター創業者/フェイスブック初代CEO ショーン・パーカーから考察する「本質的変革」とは

「裁判では負けたが、勝ったのは俺だ。その証拠にCDは売れなくなったじゃないか」

映画「ソーシャル・ネットワーク」をご存じでしょうか。2010年に公開されたFaceBookを創設したマーク・ザッカーバーグを描いた物語です。冒頭の一節はその映画の中に登場するショーン・パーカーの台詞の一つです。

ショーン・パーカー(Sean Parker)とは

アメリカの実業家であり起業家。ナップスター、Plaxo、Causesを共同設立し、Facebookの初代CEOを務めた人です。連続起業家として記憶している人も多いのではないでしょうか。その起業したものの中でもナップスターは歴史に名を残したといっても過言ではないと思います。彼は2004年、創業したばかりのフェイスブックに興味を持ち、7%の株主となり初代CEOに就任しましたが、2005年に薬物っ所持容疑により逮捕され、フェイスブックを去る事となります。この件は証拠不十分で起訴されていません。詳しくはウィキペディアで調べてみてください。

ナップスターとは

良くも悪くも常識を覆した事業を展開しました。1999年頃、音楽はCDで聴かれていました。CDとはコンパクトディスクの略称でデジタル情報を記録するメディアの一つです。大きさは手のひらと同じくらいで円盤(ディスク)のもの。ナップスターは、音楽ファイル共有サービスを提供し有名になった企業の一つ。オンラインでパソコン同士をつなぎ、内部にある音楽情報をユーザー同士が交換するものでした。著作権を無視したものであるとしてアーティスト達から訴訟を起こされて事業停止に追い込まれました。

著作権を無視した事は良い行いではありませんでしたが、音楽をデータでやり取りし、今現在多くの人の手元にあるスマートフォンで聴く事を推し進めたものだと考えます。著作権を無視せずに事業を行っていれば、今頃世界有数の企業になっていたかもしれません。実際にCDに関わる産業は衰退の一途をたどり、有料音楽配信サービスが生まれました。現在、Apple MusicやAmazon Musicなど利用している人が多くいると思います。

常識を本質から変えること

犯罪から学ぶ事があるのだろうか?と考える人もいるかも知れませんが、人々のライフスタイルを変えたという事実は存在していると考えます。「音楽=CD」という常識を変革した事です。この事象はコロナの影響と似ています。世界中を混乱に陥れたウイルスは「働き方の本質」を変革した側面があると考えます。

通勤すること、印鑑を押すこと、会議を対面で行うことが本当に必要なのかという問いを私たちに投げかけました。人同士を接触することを避けさせて、半ば強引に働き方と向き合う機会となったのは間違いないでしょう。以前の記事に記載しましたが、業種によって通勤、印鑑、会議が常に必要ではないという事です。

人それぞれ状況に応じて事情が異なります。通勤時間が楽しいと感じる人もいますがそうでないと感じる人もいます。毎日、満員電車に乗る事がストレスになっていたが、テレワークが普及しストレス要因がなくなったという人もいます。

物事を変革する際、痛みを伴う事がありますが本質から変えるには強烈なインパクトのある事象が必要な場合があります。それは世界中で起こること、国内で起こること、会社で起こること、個人で起こることと単位は異なりますが、何かがきっかけとなり人の考えや行動が変わります。

変革前のものが悪いとは限らない

古き良きものも当然あります。例えばインターネットで気軽にニュースが見られるからといって、新聞は無くなっていません。新聞には情報が一度に入ってくる良さがあります。何を伝えたいかというと「選択」出来るという事です。新聞でニュースを見るのが好きな人は新聞を利用し、ネットで見たい人はネットで見るという選択です。どちらが正しいというものではなく、自分が好きな方を選べば良いという事です。

コロナの影響は、長く続きそうですが私たちに選択の「本質」を真向から突き付けて来たのではないでしょうか。ツイッターばかり見ている私ですが、フェイスブックを久しぶりに見て機能が増えた事に驚いてるという話。

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