見出し画像

石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」 ニチリン(5184) 2015/04/14

割引あり

※企業情報や数字等は当時のものです。またリンク先の変更によりリンク切れの場合があります。あらかじめご了承の上お読みください。

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
=================================
---------------------------2015/04/14-

        石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」
---------------------------------
=================================

 億の近道の大人気執筆者、石川臨太郎が皆様へお贈りするメールマガジンの第325回目です。週に1回(火曜日)配信いたします。
 なお、この有料メルマガの売り上げの一部は、億の近道の発行運営に活用されます。
 どうぞよろしくお願い申し上げます。

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

            ◆Contents◆

◇銘柄研究 ニチリン(5184)
◇コラム 投資家の資金が集まりやすいと誰もが考える銘柄を選んでいきたい

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□


◇銘柄研究 ニチリン(5184)

 本日は、1914年(大正3年)に創業した自動車用、二輪車用、さらには家庭および家電用の各種ホースや配管を製造する自動車部品メーカーである、ニチリンを研究銘柄として取り上げます。

ニチリンの沿革
http://www.nichirin.co.jp/corporate/co_enkaku.html

 ニチリンは、2014年に創業100年を迎えた歴史の長い企業で、自動車用ホースのリーディングカンパニーとして、エアコンディショニング、ブレーキ、パワーステアリングなどさまざまな用途に向けた広範囲なホースを開発・生産しています。二輪車用ホースにおいては100%に近い国内シェアを誇っています。

 ニチリンの活躍フィールドは国内にとどまりません。世界10カ国13ヶ所に拠点を設け、グローバルに展開しており、すでにハーレー・ダビットソン、アウディ、フォルクスワーゲン、GM、Ford、といった海外の名だたるメーカーからも高い評価を受け、業界では知る人ぞ知る存在として確固たる地位を確立しています。会社四季報の2015年春号には、2015年からフォルクスワーゲン、GMへの部品供給が増えると記載されています。

 ニチリンは、日本の自動車メーカーはもとより、海外の主要自動車メーカーから信頼されて業績を伸ばしている企業です。

 まず、本日の研究銘柄としてニチリンを選んだ理由を説明します。

1.ニチリンは12月本決算の企業なので、2015年12月期の業績予想がすでに発表されており、前期比増収増益が確認できていること。

〇ニチリンの2015年12月期の1株利益予想
 244.54円(前期の一株利益236.31円)

 会社の業績予想では、売上高は前期比5%増加、純利益は前期比3.5%増加と増収増益の予想となっています。

 この業績予想の前提の為替レートについては、2014年下期平均をベースに、1US$=110.00円で計画しているので、現状の為替レートが継続していくと増益修正の可能性が期待できます。

ニチリンの財務ハイライトのページ
http://www.nichirin.co.jp/ir/ir_5_uriage.html

2.一株純資産1713.55円(2014年12月末時点の数字)と低PBRであること。

 ニチリン4月9日時点の株価は1556円、PBRは0.91倍です。

ここから先は

12,817字

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?