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市場潮流

 今週(11月29日~12月3日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で772円05銭下落し(率にして2.51%の下落)、2万8029円57銭で取引を終えました。2週連続の下落です。

 先週末に南アフリカなどで発見された新型コロナの変異株「オミクロン型」への警戒感が強く、週を通じてリスク回避目的の売りが優勢となりました。加えて、11月30日(火)の米議会証言で、パウエルFRB議長がテーパリング(量的緩和)のペースを速める考えを表明したことで、米株式が大幅に下落したことも響きました。


 「オミクロン型」については、デルタ型より感染力が強く、既存ワクチンの有効性が低いとの見方があります。重症化リスクを含め、さらに確認せねばならないことが多く、当面不安感が先行するものと思います。
 ただ、3日の騰落レシオ(東証1部、25日移動平均)が76.56となるなど、株価は「売られ過ぎ」ともいえる水準です。主要企業の業績は堅調であり、内外の株式相場は徐々に落ち着きを取り戻すと予想します。


(水島寒月)


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