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石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」ラサ商事(3023) 2015/11/03

※このレポートは2015年11月に作成されたものであり、企業情報や数字等は当時のものです。またリンク先の変更によりリンク切れの場合があります。あらかじめご了承の上お読みください。

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        石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」
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            ◆Contents◆

 ◇銘柄研究 ラサ商事(3023)
 ◇コラム 好業績株価下落銘柄の中から、ポートフォリオを固めていきたい
 ◇期間限定コラム 知っていたほうが役に立つ簡単な投資知識(3)

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◇銘柄研究 ラサ商事(3023)


 本日は、1939年(昭和14年)創業の鉱物、金属素材や特殊ポンプ等の専門商社であるラサ商事を研究銘柄として取り上げます。

 ラサ商事は、資源や金属素材、産機・建機等を産業界に供給し、その発展を支え続けている専門商社です。

 特殊な分野に強い専門性、技能・技術に裏打ちされた提案力、そして万全のメンテナンス・サービス体制によるサポート力を武器に、これまで多くの顧客の信頼を得て業績を伸ばしてきました。

 その成果としてラサ商事は現在、鉱物資源ではジルコンサンド、産機分野ではスラリーポンプ、環境設備では独自技術の水砕スラグ製造設備など、各分野においてトップクラスのシェアの商品を有し、市場をリードする存在となっています。

 M&Aによる事業領域の拡大にも積極的で、2012年に、合成樹脂・油脂・化学品の専門商社として70年以上の歴史を持つイズミ株式会社を子会社化し、さらに2014年12月に、石油精製・石油化学プラントの他多種多様な分野のプラント及び関連設備に係る設計・施工・およびメンテナンス工事を主たる事業としている旭テック株式会社を子会社化しました。

 このM&Aにより、従来からの「資源・金属素材関連事業」、「産機・建機関連事業」、「環境設備関連事業」に、新たに「化成品関連事業」「不動産関連事業」さらに「プラント・設備工事関連事業」を加え、より多様な形でパートナーシップを構築し、ユーザーの多様なニーズに対応して収益を伸ばしていく体制を整えました。


 まず本日の研究銘柄としてラサ商事を選んだ理由を説明します。


1.ラサ商事は10月27日に2016年3月期の業績予想の上方修正を発表したこと。

http://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr/tdnetg3/20151027/9k0tn5/140120151027426321.pdf

〇上期
 当初の第2四半期の一株利益予想  13.98円
⇒修正後の第2四半期の一株利益予想 34.09円

〇通期
 当初の通期の一株利益予想 77.81円
⇒修正後の通期の一株利益予想 83.06円


2.ラサ商事は低PERかつ低PBRの企業であること。

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