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バリュー&グロース銘柄発掘情報【グロース】メニコン(7780) 2022/06/21


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       バリュー&グロース銘柄発掘情報 第32号

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 プロフェッショナルの執筆者を中心に、グロース銘柄&バリュー銘柄を毎回1銘柄発掘してレポートする内容です。
 本号が最終号です。


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               【目次】


  ■お知らせ
  ■【グロース】メニコン(7780) 客員アナリスト 水島寒月


※本メルマガの一部内容を、億の近道へ抜粋の上掲載することがございますので、あらかじめご了承下さい。


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■【グロース】メニコン(7780)

【会社概要】

◆事業概要~コンタクトレンズ関連事業を中国・アジアで拡大へ


 メニコン(7780)は、各種のコンタクトレンズの開発・製造から販売までを一貫して手掛ける国内最大手メーカーです。
 コンタクトレンズで培った技術を応用し、動物用の眼内レンズや家畜排泄物の堆肥化促進剤、生殖補助医療製品の製造販売なども手掛けています。

 2001年に導入した独自の定額制会員システム「メルスプラン(Menicon・Eye・Life・Support・Plan)」は、会員が入会金と月会費を支払うことで紛失や破損、度数変更時の保証などを受けられる仕組みです。
 加盟施設は、顧客へコンタクトレンズ提供に伴う定期的な眼科受診を推奨でき、顧客の固定化、価格競争にとらわれない付加価値を提供できるメリットがあり、同社の安定的な収益拡大に貢献しています。

 同社は1951年、田中英成社長の父、田中恭一氏が国内初の角膜コンタクトレンズを開発したことを契機に誕生しました。
 52年に、日本コンタクトレンズ研究所として開業。
 57年、日本コンタクトレンズ設立。
 65年、東洋コンタクトレンズに商号変更。
 82年、同社設立。
 2012年、コンタクトレンズ専門店「エースコンタクト」を運営するダブリュ・アイ・システムを買収して販売網を拡大。
 15年に富士コンタクト、16年にはアルファコーポレーション、エーアイピーを子会社化。
 21年、医療用機械器具の販売および輸出入事業や農水産物の販売ならびに輸出入事業を行う板橋貿易を子会社化しました。板橋貿易は中国で医療機器の販売会社を展開しており、同社は直販ルートを確保することで、中国市場開拓に注力する意向です。

 22/3期の連結売上高構成比は、ビジョンケア(コンタクトレンズおよびケア用品、その関連商品を生産・販売)事業93%、その他(ヘルスケア・ライフケア事業含む)7%でした。
 同じく顧客の所在地別の売上高構成比は、日本74%、欧州9%、北米1%、アジア15%、その他1%でした。

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