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ファンダメンタルズ分析入門(5)
★連結優先 単体と連結(その1)
さて、本決算ですが、連結優先で考えてください。
本決算には2つの種類があります。ひとつはグループ経営の状態を表す連結決算。もうひとつは、親会社のみの収益動向を表す単独決算です。
連結優先とは、連結決算を優先的に採用して売買タイミングを判断してくださいという意味です。
ただし、連結決算がない単独決算だけの企業場合は、単体の決算を基準に判断するということです。単体
野村IR主催の資産運用フェアは熱気むんむん
12月20日(金)と21日に開催された、野村IR主催の資産運用フェア2019は個人投資家のあふれるばかりの熱気に包まれていた。
開催場所の渋谷南平台に筆者は20日に億の近道の編集長と足を運んでみた。
昨年は有楽町での開催だったようだが、今年の渋谷の方が来場者は多いようだと出展企業の1社から説明があった。
その会場には42の出展企業や12の投信会社のブースが並び、一定時間ごとに開かれるプレ
ここでのバリュー株研究
株式投資に必要なのは忍耐。
どんな銘柄でも潮流に乗らずに動きのない時期は結構長く続きます。
株式を発行している企業側に投資家の気持ちを思いやる意識があれば、その時期はそう長くは続かないのかも知れませんが、多くの企業はわが道を行くという経営が圧倒的で株価を意識する経営に心がけている企業は限られているのかも知れません。
株式市場には投資家から高い評価を受けている企業となかなか評価されずに低評
利回りはまだ下がる?
国内株式市場の足元はTOPIXでみて1,700でPER約15.8倍、PBRで約1.2倍ですから、他市場や過去と比べても割安と言うほどの水準ではないです。また日経平均VI先物などを見ても、この1年間ずっと右肩下がりで気になるところです。
債券では、現在指標となっている利付国債(利率0.1%、発行価格102.62)も一頃より戻していますが、足元の利回りは-0.1%の手前辺りを上下していますから、
オプション取引の面白さ2
投資家の皆さん、こんにちは!Mr.デリバティブこと堀川です。
今日はオプション取引にまつわる面白いお話をしたいと思っています。
さて、2日新補で始まった12月相場ですが、トランプ砲がいきなり発射され、日経平均先物は23000円を割り込み22900円まで下落しましたが、翌日に「トランプ大統領の思いつき発言に過ぎない」との楽観的報道も出て、再び日経平均は23500円を回復する場面がありました
ファンダメンタルズ分析入門(3)
※このコラムは、2005年9月13日に掲載されたものです。
当時の経済的背景に基づいていますので、ご留意の上お読み下さい。
■原則その1 投資タイミングについて
■本決算短信の表紙からわかること
★本決算の短信
~決算期末日から1-2ヵ月後に、本決算の短信がリリースされます。
本決算の短信には、通期の業績動向が記載されています。短信のリリースは、決算発表日と呼ばれています。本決算の発表日
オプション取引の面白さ
はじめまして、Mr.デリバティブこと堀川と申します。
90年代の初頭から大手証券でデリバティブ(派生商品)運用の仕事をしてきまして、特にネットで先物オプション取引が行えるようになった2004年ころからは先物オプションを軸に運用を行ってきました。
リーマンショックや東日本大震災、アベノミクスなど大きく相場は上下に揺れ動きましたが、そんな時にポジションを持ち、市場の動きを全て体感してきたわけ
令和元年師走相場は波乱含み
~IPO相場のスタートで中小型株人気が高まるか~
物騒な話題が飛び交う慌ただしい師走相場が始まった。
一見すると順風満帆に順調な戻り相場を演じつつある株式相場だが、どこかにリスクが内包され、昨年のようなブラッククリスマスの再現がないかと戦々恐々の皆さんも多いのかも知れません。
一寸先は闇。いつ何時どこからミサイルが飛んできてもおかしくない情勢の中、米中貿易摩擦は香港問題からまた不透明感が