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億の近道note版2019年

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客員アナリスト&個人投資家が選ぶIR大賞!

客員アナリスト&個人投資家が選ぶIR大賞!

今回は年末企画として、IR大賞を独断と偏見で決定します。
 有料メルマガ「山本潤監修グロース銘柄発掘隊」の客員アナリストを中心に調査致しました。多くの取材をしており、個人投資家でもある彼らの声はいちばん投資家の声として反映していると言えるのではないでしょうか。

 実はこのIR大賞、古参の読者にはおわかりかも知れませんが、億近創刊の1999年から2003年まで毎年年末企画としてお贈りしていたもので

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ファンダメンタルズ分析入門(5)

ファンダメンタルズ分析入門(5)

★連結優先 単体と連結(その1)

 さて、本決算ですが、連結優先で考えてください。
本決算には2つの種類があります。ひとつはグループ経営の状態を表す連結決算。もうひとつは、親会社のみの収益動向を表す単独決算です。
連結優先とは、連結決算を優先的に採用して売買タイミングを判断してくださいという意味です。
ただし、連結決算がない単独決算だけの企業場合は、単体の決算を基準に判断するということです。単体

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野村IR主催の資産運用フェアは熱気むんむん

野村IR主催の資産運用フェアは熱気むんむん

 12月20日(金)と21日に開催された、野村IR主催の資産運用フェア2019は個人投資家のあふれるばかりの熱気に包まれていた。
 開催場所の渋谷南平台に筆者は20日に億の近道の編集長と足を運んでみた。
 昨年は有楽町での開催だったようだが、今年の渋谷の方が来場者は多いようだと出展企業の1社から説明があった。

 その会場には42の出展企業や12の投信会社のブースが並び、一定時間ごとに開かれるプレ

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株の玉手箱 老後資産1億円達成への相場道#4~株式投資において欠かせない基礎知識~

株の玉手箱 老後資産1億円達成への相場道#4~株式投資において欠かせない基礎知識~

皆さん、こんばんは。
 あすなろ投資顧問の加藤です。

 前回は銘柄選定する上での「企業の分析」や「相場の需給分析」などを中心にお話しました。
 今回は実戦の取引で買い/売りのタイミングを計ったり、株式投資において最重要なポジション管理に欠かすことの出来ない「リスク指標」について書いていきたいと思います。

 株式投資で儲けることばかりに集中して前のめりで投資することは、即ちノーガードで戦場に仁王

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年末のお客様との会話で感じたところ

年末のお客様との会話で感じたところ

 2019年もあと2週間ほどで終わります。
 個人投資家の方々は、今年1年間は良い成績を収められたのではないでしょうか?

 私の方も、この12月には顧客と面談をして1年間の運用について一緒に振り返る機会が多くあります。

 その中で、まだまだ一般の個人の方々に理解されていないなと思う事柄がいくつかありましたので、メルマガ読者の皆さんにもご紹介したいと思います。

1.株価が上がると売ってしまいた

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有料メルマガライブラリから(319)「再現性のある銘柄選択を実行して、着実に利益を確保」

有料メルマガライブラリから(319)「再現性のある銘柄選択を実行して、着実に利益を確保」

 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致しないことを予めご了承下さい。

=コラム「再現性のある銘柄選択を実行して、着実に利益を確保」=
 (有料メルマガ第462回・2017

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ここでのバリュー株研究

ここでのバリュー株研究

 株式投資に必要なのは忍耐。
 どんな銘柄でも潮流に乗らずに動きのない時期は結構長く続きます。
 株式を発行している企業側に投資家の気持ちを思いやる意識があれば、その時期はそう長くは続かないのかも知れませんが、多くの企業はわが道を行くという経営が圧倒的で株価を意識する経営に心がけている企業は限られているのかも知れません。

 株式市場には投資家から高い評価を受けている企業となかなか評価されずに低評

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利回りはまだ下がる?

利回りはまだ下がる?

 国内株式市場の足元はTOPIXでみて1,700でPER約15.8倍、PBRで約1.2倍ですから、他市場や過去と比べても割安と言うほどの水準ではないです。また日経平均VI先物などを見ても、この1年間ずっと右肩下がりで気になるところです。

 債券では、現在指標となっている利付国債(利率0.1%、発行価格102.62)も一頃より戻していますが、足元の利回りは-0.1%の手前辺りを上下していますから、

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オプション取引の面白さ2

オプション取引の面白さ2

 投資家の皆さん、こんにちは!Mr.デリバティブこと堀川です。

 今日はオプション取引にまつわる面白いお話をしたいと思っています。

 さて、2日新補で始まった12月相場ですが、トランプ砲がいきなり発射され、日経平均先物は23000円を割り込み22900円まで下落しましたが、翌日に「トランプ大統領の思いつき発言に過ぎない」との楽観的報道も出て、再び日経平均は23500円を回復する場面がありました

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いよいよ始まったあのセクター銘柄への物色気運

いよいよ始まったあのセクター銘柄への物色気運

 米中貿易摩擦の先行き不透明感に加え、消費税増税の消費への影響が日本の景気を悪化させるとの観測が強まっています。そうした中で政府は総額26兆円程度の新経済対策を打ち出し閣議決定しました。

 その主な中身は自然災害からの復旧・復興で7兆円規模の事業規模を想定。
 河川の堤防などのインフラ強化をはじめ土砂災害のハザードマップの作成を加速させることなどが盛り込まれています。

 このほか小中学校の児童

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ファンダメンタルズ分析入門(3)

ファンダメンタルズ分析入門(3)

※このコラムは、2005年9月13日に掲載されたものです。
 当時の経済的背景に基づいていますので、ご留意の上お読み下さい。

■原則その1 投資タイミングについて

■本決算短信の表紙からわかること
★本決算の短信
~決算期末日から1-2ヵ月後に、本決算の短信がリリースされます。

 本決算の短信には、通期の業績動向が記載されています。短信のリリースは、決算発表日と呼ばれています。本決算の発表日

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投資あれこれ2

投資あれこれ2

 昨年(2018年)後半からZOZOの株価(評価)が高過ぎると書いていながら中々カラ売りに踏み込めなかったのですが、ZHD(ヤフー)とのM&Aのニュースが出たことで2,620円なら絶好の売り場になるかも?・・・と目論んでいたものの、11月に入って案件が立て込み、14日の寄付きで売ることをすっかり忘れていました、笑。

 今後の成長度合いや競合他社の増加を鑑みれば、幾らSBGがバックに付いたとはいえ

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オプション取引の面白さ

オプション取引の面白さ

 はじめまして、Mr.デリバティブこと堀川と申します。

 90年代の初頭から大手証券でデリバティブ(派生商品)運用の仕事をしてきまして、特にネットで先物オプション取引が行えるようになった2004年ころからは先物オプションを軸に運用を行ってきました。

 リーマンショックや東日本大震災、アベノミクスなど大きく相場は上下に揺れ動きましたが、そんな時にポジションを持ち、市場の動きを全て体感してきたわけ

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令和元年師走相場は波乱含み

令和元年師走相場は波乱含み

~IPO相場のスタートで中小型株人気が高まるか~

 物騒な話題が飛び交う慌ただしい師走相場が始まった。
 一見すると順風満帆に順調な戻り相場を演じつつある株式相場だが、どこかにリスクが内包され、昨年のようなブラッククリスマスの再現がないかと戦々恐々の皆さんも多いのかも知れません。

 一寸先は闇。いつ何時どこからミサイルが飛んできてもおかしくない情勢の中、米中貿易摩擦は香港問題からまた不透明感が

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