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自然学校のキャンプって、なによ?

語弊を恐れず一言で言うなら

「初めて会う同世代と移動教室より中身の濃い時間」
「完全なる非日常」
「いつもと違うコミュニティのなかで生きる力を養う」

「一言じゃないじゃん!」と、ツッコミが来そうですね…。

|まじで多種多様な自然学校

前回の投稿(URLかリンク)が意外にも業界外の方からリアクションをいただき、「そもそも自然学校ってなによ?」ということを説明したほうが良いかと思い、今回の投稿に至ります。
ただ、自然学校には多様な種類があって人によって強調することが違うので、あくまで僕の定義ですw


|林間学校って覚えてる?

自然学校を全く知らない人に、取っ掛かりとなるのは、移動教室です。地域によっては、林間学校と呼ばれていたかもしれません。

小学校高学年の時に、1泊2日か2泊3日程度で、自然に囲まれた宿舎に泊まり、自然体験やクラフト、場合によっては観光をした経験あるかと思います。今思い浮かんだ”それ”です!

移動教室と異なるポイントは、
①友達ではなく、基本的に初めて会う子ども
②宿舎で泊まることもありますが、テント泊やビバーク(野宿)
③よりダイナミックな自然体験をする

です。


|①友達ではなく、基本的に初めて会う子ども

初めて自然学校に参加される場合、大抵は初対面の子どもしかいません。もちろん、兄弟や友達同士で参加される場合はありますし、ダメではありません。

集合されるときは、要はピカピカの1年生状態で、多くの子どもがドキドキしています。(はた目には微笑ましい時間帯です。)
そうそう、年齢層も小学校高学年だけでなく、幼稚園〜中学生まであり、ある程度の年齢層で区切ります。

初対面なので、良くも悪くも日常の自分がリセットしますので、ある意味「自然学校デビュー」ができます。目立つ意味でも、控えめになる意味でも。

みなさんも、Aコミュニティでは目立つポジションだけど、Bコミュニティでは控えめな経験があるとおもいます。
新たなコミュニティが出来るということは、対人能力の大きな経験値に繋がります!僕自身も良い経験になりました!

これは、他の習い事やイベントでは、なかなか出来ない自然学校の強みだと言えます。


|②宿舎で泊まることもありますが、テント泊やビバーク(野宿)

宿舎で泊まる場合は、移動教室で利用する類の施設も少なくありません。自然学校の独自施設として、古民家をリノベした施設もあります。

テント泊する場合は、ファミリー利用が多いオートキャンプ場ではなく、移動教室や自然学校の施設内にあるテントサイトや山のテントサイトになります。

リノベ古民家な施設だと、リアル「僕の夏休み」的に田舎の親戚ができた心地よさを感じていただけると思います!

テント泊だと、自分の秘密基地をつくるかのようなワクワクや、完成できたテントで寝ることは達成感もひとしおなんです!大人になって凝りだすと”沼にハマる”のでご注意をw


|③よりダイナミックな自然体験をする

このポイントが最も大きな違いになります。(そりゃそうだ。)

違いを左右する要因は、指導者スキル・人数設定です。

移動教室は、基本的に教員の方々が行いますよね。自然学校のスタッフがサポートする場合もあるかと思いますが、自然学校はスタッフがスキルを持っているので、体験自体のクオリティやバリエーションはもちろん、一つひとつの説明や付帯するものも優れています。

学校の行事だと、単位がクラスに依存します。例えば、乗用車に乗る体験をしたい場合、8人乗りが限度で、これは学校行事ではできないですよね。自然学校は体験の内容に応じた人数設定をするので、選択肢の幅が広くなります。
個人的は、登山キャンプがオススメです!(僕が山好きだからでもありますがw)

自然学校を、はじめとする自然体験活動は、「生きる力」を養う教育です。直接体験が減少し続けているなか、特に自然に関わる体験は、貴重なものになっています。
今年は例年より夏休みが短い学校が多いですが、有意義な日々になるように多くの子どもたち、ひいては大人にも自然体験活動をしていただきたいです!

いくつか自然学校のリンクを貼りますので是非チェックしてみてください!

NPO法人国際自然大学校
http://www.nots.gr.jp
NPO法人千葉自然学校
https://www.chiba-ns.net/events
野外教育事業所ワンパク大学
https://wanpakudaigaku.jp/program/
子ども自然体験村 in 南魚沼
http://taiken-mura.blogspot.com/?m=1



というわけで、「自然学校のキャンプってなによ?」について書いてみました。
友達に聞かれても説明が難しくて、いつも簡単に済ませているのですが、本当はちゃんと知ってもらいな、と。思わず長文になってしまいました…w

最後までお読みいただきありがとうございました!普段は、アウトドア×ITの観点で書いていきますので、よろしければ”スキ”と”フォロー”をお願いします!



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