娘の気持ち2-2(小説『天国へ届け、この歌を』より)
翌朝、私も病院についていった。
検査入院だけだと思っていたけど、そのまま入院することになった。
三人で別室に入って、色々と説明を聞いた。
何処か頼りない若いお医者さんが、細々と説明を受けたけれど、お父さんをこんな人に任せて大丈夫かなと思ってしまう。
悲観的な話ばかり。
どうして、もっと希望を持てる話をしてくれないの。
お父さんは、何も罪を犯していないのに、突然逮捕されて、法廷で有罪判決を受けた被告人のような顔をしている。
信じられないというように空を見上げて、大