スタバの紙袋

お洒落な服屋や雑貨屋、カフェなどのショップバックを買ったもの以外を入れて再利用する文化って、いつからあるんだろ?

ネットで検索しても、レジ袋の有料化の記事やヴィトンの紙袋の販売サイトが出てくるだけで真相は分からない。

自分の記憶では、百貨店の紙袋を親世代が丁度良い大きさだから持ち運ぶのに便利、という利便性の面で使っていたので30年以上前からあるにはあったのだと考えられる。

しかし、ファッションの一部としてショップバックを再利用しだしのは、自分が中学生くらいの時からの気がする。

正確にはカウントしてないが、およそ中学校全校生徒の1/3くらいがbeamsのオレンジのショップバックを体操服入れにしていたような記憶。

あれはやはり、お洒落のつもりだったんだろうか?お世辞にもファッション性の高いとはいえない学校指定の体操服入れを入学時に、全員強制で購入させられていたのに、beamsのショップバックを使っていたのだから、そうなんだろう。

そういや最近あのオレンジのショップバックを見ないが、デザインが変わったのだろうか?変わって無いのに、誰も使わなくなったのだとしたら、ファッション業界の暗黙のルール「みんなが持ってるものは逆にダサい」にあたるんだろう。
余談だが、ティファニーのオープンハートも、4℃のペアリングも多分「逆にダサくて」あまり見なくなったと感じる。

 先日、地下鉄でスターバックスのくちゃくちゃの紙袋を持っている女性が、僕の座ってる席の目の前に立っていた。
これはお洒落のつもりで使っているのか?、はたまた丁度良い大きさだから使っているのか?
 (ちなみに、僕はスタバが大嫌いである。
下級のコーヒー豆を使用したインスタントコーヒーと同等のコーヒーに甘いクリームを乗せて誤魔化した、オシャレもどきのコーヒーの何が良いか、イマイチ分からない。
あの空間も苦手というか、蕁麻疹が出そうになる。
MacBookをカチャカチャしながら、コーヒーしばいてんじゃーねよ、ってなる。
極め付けは、今では当たり前だがタバコが吸えない。
喫茶店という字は、「喫煙しながら茶しばく店」と書くやん?と思うが、【コーヒーの香りを損なわないように、禁煙にしている】らしい。クリームで誤魔化してるのに…)

 こういうのが流行っているのかと思って、その女性の顔を見たら、めちゃくちゃ美人である。大嫌いなスタバの紙袋も美人が持ってとなると、何かとても良いものに見えたから不思議なものだ…

 だいたい、ブランドのショップバックを再利用するということはエコなのはエコなのだが、そこに「私こんなところでお買い物してます」というエゴも入ってるんじゃないかと思う。早く「これって逆にダサいよね?」て流れにならないかなと思っていたら、競馬で買った時に勢いで購入したフェラガモの財布の、赤い袋が出てきた…
「逆にどころか、1番僕がダサいな」と悲しくなりながら、安物のカフェラテで一息ついている。

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