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プレッシャー

今日はVISAの更新のためにイミグレーションへ行ってきた。
滞りなく終わり、多分もう一年タイにいられるのではないかと思います。
ふぅ。

嫌いという言葉が好きではない私が言うほどイミグレは大嫌いなのだけど、年に一度のVISA更新は唯一といっていい長男とふたりでおでかけする日でもある。
いつも三人だけれど、この日だけは長男とふたり。
そういった意味ではいいなと思う。
三人だとどうしたってチビ中心になってしまって、彼は自然と「お兄ちゃん」を強いられるから。

エージェントに13時半にイミグレねと言われたので、一旦会社に行ってまた家に戻って長男をピックアップはめんどくさいなと午前中は有給を取った。
次男を学校へ送ったあとは家でのんびりして、いざ出かけるぞとなったら軽い頭痛と眠気。
なんだかだるくなってしまった。

移動の電車では長男にもたれ掛かり、タクシーでは膝枕をしてもらった。
人々が警戒を怠らないバンコクのタクシーで寝れる私、危機管理能力ゼロである。
それはそうとぷくぷくの長男の膝枕はとても気持ちが良い。
重い?と聞くとNoと答えて、私の髪の毛を指でくるくるしたりしてた。
幸せなひととき。

そういえば、とまた母のことを思い出した。
母に膝枕してあげたことないなぁ。というか母が私に甘えたこと、あったかしら?

今思うと、母はプレッシャーの中にいたのではないか。とふと思う。
日本で言うところの良き嫁、良き妻、良き母でいろという無言のプレッシャー。
仕事もして家事もしていたのに、私は休日母が家でだらだらしてるのを見たことがないし、家事をめんどくさいと言ったり仕事で疲れたと愚痴を言うのも聞いたことがなかった。
母が離婚するまでは。

私にはその一切のプレッシャーがない。
良き妻を求める旦那もいなければ、ママちゃんとしてよと言う子供もいない。(そのうち言われるかもしれないけど、今のところ)
家事はお手伝いさんに丸投げ、学校のことは学校に丸投げでPTAもないので楽でしょうがない。
周りの目がない。
まぁあっても、あんまり気にならないんだけど。
反対に私がどんなにダメでも「君、アカンよ」と言ってくれる人がいないので、しっかりしないとと背筋が伸びる、と言いたいところだけど、どうしたら私と子供たちがたくさん笑って生きていけるだろうかということばかり考えている。

ぶっちゃけすんごい楽だ。
甲斐性のない大黒柱なので贅沢はできないけど、それ以外のストレスがほぼない。
組み立て式の安い家具を買った時と、旅行の時の荷物が重い時ぐらいかな。
これがいいことなのかどうなのかがわからないのは日本育ちだからかしら。
苦労は買ってでもした方がいいですかね。

久しぶりに実家に帰って、母とコーヒーを飲みたいなと思った日だった。
美味しいコーヒーとチョコレートをお土産に持って行って、お母さんは大変だったねと言って、ありがとうも言いたいわ。
出戻って一緒に住んでた頃みたいに、子供が寝たあとに肩揉みもしたいな。

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