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日本アニメのクオリティを担保する演出

どうもゲームディレクターのおこめです。
今日は昔アニメーターだった自分が、日本のアニメの特徴と工夫についてお話したいと思います。

1.日本のアニメは動きが少ない
まず最初に日本のアニメは動きが少ないです。
これは日本アニメの最大の特徴で、口パクや、表情、顔だけ動く、
手だけが動いてるものが大多数です。

でもアニメを見ていて、そこまで気になる人は少ないと思います。
ここに日本アニメの演出力の高さが表れています。

2.テンポとカメラワークでカバー
日本のアニメは動きの少なさを、カメラワーク、画面切り替えのテンポ、同じ動きの繰り返し、体の一部のみ、背景のみのカットを入れること等でそれを感じさせないクオリティにしています。

特にカメラワークは非常に特化していると思います。

そして、重要なポイント、売りになるシーンに動きを集中させ、全体のクオリティを担保しています。

3.動きが少なくなった理由
日本アニメの動きが少なくなった理由は、作画作業の負担の重さ、アニメの需要の増加、人の確保のむずしさ等の理由があります。

限られた予算と時間の中で、最大のクオリティになるために知恵をしぼって制作をしているわけです。

その結果、一部の動きにしぼり、カメラワークでカバーしてアニメを量産できる体制にしています。

4.まとめ
日本のアニメは動きが少ないのに、クオリティを担保できているのは、
制作関係者の知恵と努力によるものです。

音を消してアニメを見るといかに限られた動きの中で、アニメが成り立っているかがわかります。

動きの沢山あるアニメはもちろん魅力的で素晴らしいですが、
限られた中で面白いアニメを作っている作品も素晴らしいです。

アニメを見る時は演出やカメラワーク等にも注目してみてください。


以上です。
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