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支援事例「やちむんをネット販売したい」

令和 4 年 8 月 7 日 沖縄タイムス経済面掲載

毎日ブログ 集客へ成果

 ■ 企業名 陶芸工房 かみや
 ■ 業 種 陶芸工房
 ■ 所在地 南城市
 ■ 資本金 個人事業
 ■ 創 業 1997年
 ■ 従業員 1人

【相談内容】
 情報発信が大事と聞いて、10年間毎日ブログで工房の情報を書き続けている。多くの方に見てもらう事はできているが、売り上げには結びついていない。新たにネットショップを開設して売り上げを作りたいので相談したい。

【回答】
 神谷理加子さん(53)は、やちむん作家として独立して23年、県工芸士として個展や展示会など県内外で活躍している。仕事のこだわりは「毎日使ってほしいもの、大切な人に贈ってほしいもの」を作ることと言う。主に問屋へ卸を中心に売り上げをつくってきた。
 そんな時、知人から「ブログでの情報発信ができるならネットショップの運営もできる。直売すればもっと売り上げも増やせる」との助言を受けた。おととし4月に知人とともにネットショップの設立で新たな販路がつくれるかの相談に来られた。
 ブログを拝見すると、これまでに獲得したアクセス数は18万件を超える。記事投稿の数も県内では群を抜いて多い。ブログを集客の起点にネットショップへ誘導すれば確実に売り上げにつなげられると提案した。開設を業者に依頼せずに自力でショップを開設したいと何度も来訪し相談され、ついに公開に漕ぎつけた。
 販売を開始すると次々に注文が入り、本人も驚くほどに売り切れが続出した。それから2年、コロナ禍でも着実に売り上げを伸ばし今は当初の3倍を売上げている。しかも、広告などは一切行っていないとのこと。集客販売につながった要因はご自身のブログであった。

陶芸工房かみやの花器

ロクロで粘土をひく様子や、陶器の皿やコップなどの完成までの行程、器に盛りつけた料理好きな本人手作りのお家ごはんの写真とコメントなどを毎日発信し続けている。まさに、飽くことなく情報発信し続けた成果である。
コロナ禍でも、しっかりお客さまとつながることの大切さを教えてもらったご相談であった。陶芸工房「かみや」https://yatimunnsaa.ti-da.net/
(県よろず支援拠点コーディネーター・仲宗根功)

※掲載内容は相談者の承諾を得て紹介しています。経営者のあらゆる相談を無料で受け付けます。ご相談は、電話098(851)8460のよろず支援拠点、またはお近くの商工会へお問い合わせください。

詳しくはコチラ >> https://yorozu.ti-da.net/e12299772.html


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