見出し画像

支援事例「『炭酸足浴剤』普及したい」

令和 4 年 10 月 2 日 沖縄タイムス経済面掲載

費用抑えてネット販促

 ■ 企業名 ashigaru(アシガル)2022
 ■ 業 種 足浴剤販売
 ■ 所在地 那覇市
 ■ 資本金 個人事業
 ■ 創 業 2022年9月
 ■ 従業員 非公表
 
【相談内容】
 看護師の知識と経験を生かして、透析治療中の人や糖尿病などの病気で足の傷が治りにくい人、足のしびれ、むくみ、寝たきりで入浴ができない人のケアに「炭酸足浴剤」の提案やカウンセリングを事業化したい。

【回答】
 沖縄県は糖尿病による新規透析導入患者数の人口あたりの割合が全国ワーストである。現役の看護師でもある相談者の加藤あいさんは、長く糖尿病医療に携わってきた。今回、友人である山﨑玲子さんとともに、医療現場でも使われている「炭酸足浴剤」の普及・販売をしていきたいと相談に来られた。併せてフットケアのカウンセリング事業も始めたいとのことである。
 まず個人事業主としての開業に必要な届け出や税務の青色申告についてアドバイスした。事業の根幹に関わる「なぜ、炭酸足浴剤なのか」や「看護師としての経験がどう生かせるのか?」などを確認。加藤さんの看護師としての知見と炭酸足浴剤の有用性を売りにすることにした。

商品の炭酸足浴剤

 また、「スモールビジネスから始めたい」との意向に沿ってWEBプロモーションを提案し、まずグーグルビジネスプロフィールを開設した。ネット検索時の対策を行い、商品やサービスの情報を発信するホームページ(HP)を無料で作成・公開ができる方法をアドバイスした。新規顧客獲得のために活用するブログでは情報の蓄積を、インスタグラムでは画像や動画を駆使して商品やサービス、活用方法などが分かりやすく伝わるよう工夫した。開設に初期費用がかからないオンラインショッピングサービスの活用などを提案した。
 事業開始に当たって、カウンセリングや商品の販売などの顧客担当は加藤さん、広報活動や経理管理は山﨑さんと役割分担も明確にした。すでに知人などをはじめとして発注が徐々に入るようになってきた。
 海外にも関心がある加藤さんはエッシェンシャルワーカーに従事しつつ、いつか海外でも足浴を普及する夢を持っている。今後も引き続き応援していきたい。詳細は同社のHP「https://ashigaru-web.jimdosite.com/」から。
(県よろず支援拠点コーディネーター・金子泉

※掲載内容は相談者の承諾を得て紹介しています。経営者のあらゆる相談を無料で受け付けます。ご相談は、電話098(851)8460のよろず支援拠点、またはお近くの商工会へお問い合わせください。

詳しくはコチラ >> https://yorozu.ti-da.net/e12345333.html


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?