シン・エヴァ感想

シン・エヴァンゲリオンを観てきたわけですが、まず僕の昔話を聞いてください。

※当たり前のようにネタバレします。

まずエヴァとの出会いの話。
高校の時にアメトーーク!のエヴァ大好き芸人でオリラジのあっちゃんが19話「男の戰い」を熱演するところを観てこんな熱量で語れるアニメがあるのか!とエヴァを見始めたのがきっかけ。それからは部活のサッカーやりながらエヴァを観るオタクになって、サッカー部の奴らにも少しだけそれが伝染した。
エヴァ破が公開されている時期だったのでサッカー部の友達と二人で静岡まで電車で行って破を観た時の衝撃をよく覚えている。パンフレット買って感想言い合いながら帰った。
エヴァQの時は大学生になってて、軽音楽部に入った僕の周りにはエヴァとかアニメ好きな先輩が沢山いたので公開初日?の深夜にみんなでぞろぞろ歩いて大学近くの映画館まで観に行ったっけ。
それから9年も経って今回のシンエヴァに出てくるトウジとケンスケと同い年くらいになってしまった。本当大人になったな。
そんなエヴァが終わるのですごくエモーショナルな気持ちで鑑賞しました。

本編の話なんですが、Aパートでは開幕トウジが出てきて度肝をぬかれケンスケも出てきて目の離せない展開に。村の人が優しくしてくれる中でも塞ぎ込んだままのシンジを復活させるにいたったソックリレイの「みんなあなたが好きだから」の破壊力がすごくて人に肯定してもらえるというのはやはり素晴らしいことだなと思いました。
なんだかんだでブンダーでネルフ本部に突っ込むんだけどこの時に流れる曲とかが明らかにエヴァオリジナルじゃないけど元ネタがわからん!ってなり(ラストあたりも元曲がわからん場面がくる)知見の低さに落ち込んだりもしたが後で調べたら庵野秀明監督が好きな日本の特撮映画の曲だったので「それはわからんわ」で済ませられました。
で神みたいになったゲンドウとソックリレイの死を乗り越えたシン・シンジとの最終決戦。これがもう最高。
死を乗り越えてるシンジに「大人になったな、シンジ」とゲンドウが何年かぶりのアンサーをしてくれるのに震えた。
ブンダーでミサトさんが頑張って作った「みんなのスーパーすごい槍」にビックリしたゲンドウが自分の世界を作るのを諦めて電車を降りるんだけどそこもめちゃくちゃよくて、ここだけでもご飯何杯もいけそうです。
そこからはスーパーシンジタイムでアスカやカヲルでさえもさとしていくんだけどぜんぶよくなってよかったね〜っと思いました。
最後のマリに与えられた役割もエヴァの中ではかなり元気なキャラなので違和感なくシンジの手を引っ張ってくれたなと。シンジも声変わりしてイケイケになってるし全てのエヴァファンはこうなるべき。
現実の世界に飛び出していくというラストは現実にも楽しいこと沢山あるで〜!っていうゲームmoonのラストとも重なってえらく感動しました。

物語はエヴァという風呂敷を爆速で畳む展開でキャラがみんななんでこうなのかをめちゃくちゃ説明してくれるんで助かりました。それでもカヲルとか旧劇のアスカとかはオマージュとしてのサービスなのか、沢山こんな世界もありましたね。ってことなのかよく分からなかった。テレビ版のエヴァの切り抜きがパパパパパって映るシーンもあったしファンサービスなのか……、いや、繋がりはあまり深く考えなくてもいいのかも。

エヴァンゲリオンは間違いなく、僕をオタクにした最高の作品でした。
僕もエヴァのおかげで会えた全ての人に感謝したいです。
つまり

私があなたと知り合えたことを
私があなたを愛していたことを
死ぬまで死ぬまで誇りにしたいから

ってこと!
え?!?!昨日知ったユーミンの曲もう好きになってんじゃん!!!

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