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はじめの一歩を踏み出す勇気

動きたいのに動けない。
そう思う人はたくさんいると思っている。

自分もその一人だ。怖い。文章を書くことが。しかし今日は頑張って書いてみた。なぜ出来たのか。分からない。分からないけれど、仲間がいることが少しだけ分かったから、かもしれない。

こんなものを出して、誰も見ていないだろう。もっとすごい人がいるだろうに。自分なんて。そんな自己否定が元で動けない人もいれば。

あの人からの悪口や否定が頭に残っている。同じ場に、汚い言葉や手段で自分を傷つけた人がいる、残っている。一緒に居たくない。という感情や思考に覆われて、うずくまってしまう人もいるはずだ。

僕は後者で、ある人物からの言葉がきっかけで感情がなくなってしまった。恨み節を書いても仕方ないけれど、相手への憎い気持ちが心も頭も支配して、今まで感じていた感覚がなくなってしまった。自分が好きな花を見ても景色を見ても、それまでは情景や描写が自然と頭に浮かんできたけれど、頭の痙攣が生まれてからは「あぁ、綺麗だ」「すごいなぁ」という程度まで落ちてしまった。

人は落ちる。何が落ちるかといえば難しいが、能力や感性や、今まで持っていた武器や彩りが剥げ落ちてしまうことは、ままあるのだと思う。自然と落ちてしまうこともあれば、自らの行いや誰かの手によって落とし落とされることもあるだろう。

落ちたものを、戻す方法は二つだ。
拾うか、新たに見つけるか。

拾うことはきっと難しい。落ちた瞬間にそれはなくなってしまう。拾ったとして、落ちた理由がきっとある。その理由をそのまま身につけても以前のような感覚は戻ってこないだろう。

だから、新たに見つけることが大事のように思う。
今までのものを捨てる覚悟で、新しく自分の武器や彩りを。

一度死んだことにすればいい。
ゲームオーバーだ。だけど死んでない。僕は生きている。

GAME is LIFE.
LIFE is not GAME.

昔買ったTシャツに書いてあった英文がなぜかずっと頭に残っている。

人生はゲームじゃない。だけど、ゲームのように楽しみながら生きていればいくらでも挑戦できるんじゃないか。レベルアップをして、新たな装備を身に付けて、強い敵に立ち向かっていける。

そんな簡単にはいかないけれど。それでも、これで死ぬわけじゃない。
いくら失敗や挫折をしても、経験値は得ているはずだから。

一歩だけ前に進もう。その一歩で視野が広がるわけじゃない。だけど、最初の街で暮らしていたら僕たちは何も成し遂げることができないから。最初の草むらで敵に倒されてもいい。いつかは倒せるはずだ。

新しいゲームを始めたつもりで、僕は一歩だけ踏み出すことにした。

いただいたサポートは取材や今後の作品のために使いたいと思います。あと、フラペチーノが飲みたいです。