タイミングタイトル

ピッチ・プレゼンは魅せ方が鍵~参考になるIR資料①タイミング編~

 YJキャピタル(ヤフーのベンチャーキャピタル)の大久保です。本シリーズは、投資基準8選に対応する形で、プレゼンの際に参考になりそうな資料の備忘録です(随時更新)。今回は投資基準のPart1”タイミング”に対応してます。参考文献まとめはこちらです。資料は主に、上場タイミングで公開する「成長可能性に関する説明資料」から抜粋してます。

画像1

スマレジ:
PESTのP(politics)である消費増税、および、軽減税率補助金等による対応POSレジ導入の波をタイミングとしたものです。しかも8割の事業者が未対応とのことです。

画像2

チームスピリット:
働き方改革法案に伴う、残業時間の規制等各種項目の説明。そして、それに合わせたプロダクト機能の説明です。改革内容とプロダクト機能がセットになっているのがわかりやすいです。

画像3

マネーフォワード:
政府の未来投資戦略のFintech推進をもとに説明してます。本事例のように法改正のみならず、政府発表による政策目標も参考になります。

画像4

フリー:
税制改正による変更をもとに説明してます。

画像5

フリー:
法改正以外の社会的、経済的要因(PESTのEとS)による追い風の説明です。追い風説明用の統計資料収集は日頃から重要そうです。

画像6

ランサーズ:
政府、企業、個人3つの軸で、アンケート調査等複数資料をもとにサマライズしてます。各種データソースからの組み合わせ方が絶妙です。

画像7

ジモティー:
世帯年収の低下、及び、ジニ係数の上昇により”節約志向”が求められていることの説明です。それにより、価格を含めた情報の可視化が必要というロジックです。

画像8

PRTIMES:
スマホの普及、情報流通量の急拡大による社会変化の説明です。この波に乗ることで事業が伸びて行くという説明です。

画像9

リンク:
失業率の低下、働き方改革以降の求人倍率の上昇等により人手不足の情勢を説明しています。これにより効率化が求められているという流れに持っていきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?