【MUP】ビジネスセンス、ありますか??
今回は、MUPうさぎさんクラスで学んだアウトプットです。
突然ですが皆さん、「ビジネスセンス」はありますか?
ピンとこない言葉かもしれませんが、この「ビジネスセンス」を抜きに、現代のビジネス競争を勝ち抜くことはできません。一緒に学んでいきましょう!!
1.ビジネスセンスとは...
例えば、営業を思い浮かべてください。
同じ営業マンでも「売れる営業マン」、「売れない営業マン」がいますよね。
同じ会社で同じ商品を販売しているにもかかわらず、なぜ差がついてしまうのでしょうか。
その差こそが、まさに「ビジネスセンス」の有無といえます。
一言で表すと「感覚伝達スキル」の差。
...うぅん、まだ難しいですね。
センスとは「=感覚」。つまり、センスが無いというのは、
「感覚を刺激するスキルが無い」ということ。感覚って、目に見えませんよね?
つまり、「見えないモノを見せるスキル」がとっても重要ってことです。
2.なぜ、ビジネスセンスが重要なの?
またまた営業の例え。
皆さん、何かモノを買うときって、必ず商品や販売店を比較しますよね?
ピンポイントで欲しいモノが決まっていれば別ですが、通常であれば、類似商品を比較して、時間をかけて吟味することが多いはずです。
営業の立場からすると、即決で買ってもらえない...。後日、またお客さまに戻ってきてもらう為にはどうれば良いでしょうか。
ずばり、その商品がお客さまの「記憶に残っている(=メモライズされている)」必要があります。この「印象に残る」過程で必要になるのが、「感覚伝達」です。そう、「ビジネスセンス(=感覚伝達スキル)」ですね。
売れる営業マンはこの能力に長けているんです。
3.TSA Thinking(Two Steps Ahead Thinking)
人は視覚伝達によってモノごとを判断することが多い為、通常、脳が視覚伝達に
よって情報を得た場合、記憶に定着しづらいとされています。
そこで、「感覚伝達」が重要になるわけですが、どうすれば、目に見えない感覚を相手に伝えることができるのか。竹花貴騎さんは独自に「TSA Thinking(Two Steps Ahead Thinking)」とネーミングされた手法を提唱されています。
TSA Thinkingとは「2歩先を読む」ということ。反対に、One Steps Aheadは一般的によくあることとして、脳内に刺激が起こりません(=記憶に残らない)。
例えば、あなたが唐辛子屋さんで、お客さまに唐辛子を売りたいと思った時...
「とっても辛い、激辛の美味しい唐辛子だよ〜」と宣伝しても、お客さまは「視覚」で何となくイメージができてしまう為、「巷によくある、普通の唐辛子じゃない?」と特に気にも留めてくれません。
では、TSA Thinkingに倣って、2歩先を読んで宣伝するとどうなるか...
「汗が滝のように出る、ダイエット唐辛子だよ〜」
どうでしょうか?「汗が滝?」「ダイエット?」と無意識に考えてしまうと思いませんか?
TSA Thinkingを意識することによって、
想像での理解「比喩化(人々の共有認識)」へ繋がり、より相手の記憶に残る為の言動へステップアップできるようになります。
4.TSA Thinkingの為のフレームワーク
では、TSA Thinkingを実際に使いこなせるようになる為のフレームワークを学んでいきましょう。...難しそう?大丈夫です、
「難しいことを簡単に、誰でも使えるようにする」為にフレームワークがあります。
早速、以下の流れ(V→C→I→M)で思考を進めていきましょう。
V (Visual Message:商品・サービスの言語化)
C (Common Imagination:相手が何を想像しているかイメージ)
I (Improvement Message:改善・解決の言語化)
M(Metaphorical Message:共通認識に変換)
例えば、ニューヨークで福岡県の明太子屋さんが実際に取り組んだこと。
当初、レストランのメニューに「COD ROE(=たらこ)」として出されていましたが、全く売れず...。そう、皆さん「たらこ(=グロテスク)」と感じてしまったんですね。
そこで...VCIMフレームワークの登場です。
V(商品・サービスの言語化・・・明太子(COD ROE))
C(相手が想像しているイメージ・・・グロそう)
I (改善・解決の言語化・・・高級、美味しい)
M(共通認識に変換・・・Spicy Caviar)
このように、明太子をニューヨークの人々が考える高級で美味しそうな魚卵(=キャビア)に当てはめ、Spicy Caviarとネーミングしたことで売上げが一気に増加したそうです。
5.まとめ
いかがでしたでしょうか。ビジネスセンスの重要性と、いかにそれを実践するか、その為のフレームワークとして「TSA Thinking」をお伝えしてきました。
「人はいつの時代も言葉に集まる」
全く同じ事柄でも見せ方や、伝え方によって受取る立場の印象も大きく変わることを勉強することができました。ストーリー性が大事などと、昨今よく言われることですが、今回のセッションで改めてその重要性が理解できました。
ストーリーを伝える為のスキル(Story Telling)もしっかり身につけていこうと思います。
おわり。
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