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「大声」で「マイノリティ」するサカナクション
こんなに、ある分野の学者を立ち止まらせるような言葉を、サラリと言うバンドはなかなかいないんじゃないか、とよく思っている。
サカナクション
サカナクションの、「深海*」までは泳ぎ尽くせていないものの、「浅瀬*」「中層*」については泳ぎ回っている程度の執筆者の、
ささやかな語りに付き合って頂ければ、幸いである。
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Mステで披露された『モス』2019年8月23日、Mステ。その日はサカナクシ
少女が女になるまでに
小学生のころ、本屋さんにマンガを買いに行くのは、特別な日だけだった。
どうしても欲しい本は買ってもらえたけど、どうしても欲しいマンガは自分で買わなくてはならなかった。
プールの練習を頑張った日、テストを頑張った日、家のお手伝いをしてコツコツ貯めた数百円を、特別な日マンガにつぎ込むのが幸せだった。
マンガが私の人生を大きく変えたわけではないけれど、小学生のときから、常にマンガは私の思い出に関わ
セカオワとフェミニズム
「今日電車に乗っているとき、何しましたか?」
就活で某出版社の面接を受けたとき、最初にされた質問だ。
頭が真っ白になる。えー、何してたかな、、いや、この面接のために志望動機とかあれこれちゃんと言えるように準備してるに決まってるだろ!
と思うが、そんなつまらないことを出版社の面接で言えるわけがない。頭を巡らせる。
「ええっと…、Twitterを見てました、SEKAI NO OWARIのSao
SEKAI NO OWARIで「生命倫理」のレポートを書いた話。
2017年の夏。
そろそろ大学にもなれて、日々目の前の課題をこなしながら夏休みのカナダ行きを心待ちにしていた時期だった。
大学2年生の時のことである。
「生命倫理に関する作品を1つあげて、その倫理的立場について論じろ」
簡単に言えば、そんな課題がでた。
私はその頃、生命倫理に関する授業をとっていた。
好きな先生の授業ではあったのだが、真剣に聞き過ぎるあまりに爆睡し、気づいたらプリントに