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「花」と聞いたら何をイメージしますか?

ひまわり?
ガーベラ?
バラ?
たんぽぽ?

同じ言葉でも脳裏に浮かぶ花は人それぞれ異なります。

さらに、赤青白黃など何色か、咲いているのは一本だけかたくさんか、花畑なのか鉢植えなのか、などなどシチュエーションまで含めると、花のイメージは無数に膨らみます。


「かなしい」と聞いたら何をイメージしますか?

心にポッカリと穴が空いたような表情?
シクシクと涙を流して泣く姿?
嘆き悲しむ心の苦しさ?

かなしさの度合いや理由によって描くイメージは異なります。さらには「悲しみ」と「哀しみ」では言葉の意味も異なってきます。耳から入ってくる音だけでは、その意味まで聞き分けることはとても難しいことです。


つまりわたしたちは、「同じ言葉を使っていても、その意味までは同じではない」ということです。それは、経験が異なることに由来しています。そして経験は、わたしたちが物事を捉える際の「ものの見方・捉え方」をつくり上げています(CDAの世界ではこれを“自己概念”と呼んでいます)。

だから、まずはその言葉を「どういう意味で」、「どれくらいの強さで」、「どのようなニュアンスで」使っているのかを、じっくりと相手に訊いてみることが大切になってきます。

「○○というのは?」
「いつごろから○○と感じていたのですか?」
「○○は例えばどれくらいの強さで感じますか?」
「もし別の言い方をすると、○○はどう例えられますか?」

このような言葉一つひとつを丁寧に聴いていって、その人にとっての本当に伝えたい意味をともに描けるまで確認します。

それでも絶対に同じになることはありません。完全一致はあり得ないわけです。クローンでもない限り、まったく同じ経験をした人はこの世にはいないはずです。だから、限りなく近いところまでイメージを一致させていく作業が必要なんです。


ところが「一を聞いて十を知る」という言葉を誤って解釈し、「ろくに話を聞かずにわかったつもりになる」「早合点する」「思い込み」といった行動になってしまうこともしばしば。これもまた経験によってつくり上げられた「ものの見方・捉え方」に要因があるのですが・・・

「同じ言葉でも人によって捉え方は違う」ということを、わたしたちは常に心に留めておきたいものですね。



#明日も佳き日でありますように
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