フェアトレード商品を選んでみた
“フェアトレード”って聞いたことありますか?
コーヒーやチョコレート、綿製品などの多くは開発途上国で生産されています。
ところが先進国との間に不平等な貿易が行われており、生産者は十分な対価を得られていないという問題があります。さらに児童労働も行われているという現実があります。
これらの問題を解決するために作成されたのが「国際フェアトレード基準」です。
経済・社会・環境の3つの側面から、弱い立場となりがちな生産者やトレーダーを支え、持続可能な生産環境を整えるための基準です。
例えばコーヒーの場合、最低価格を定めて収入保障を行っています。
同じものであれば、つい安い物を選びたくなります。でもその安さはどこから来ているのでしょう?
生産者・トレーダー・配送業者……その品物がわたしたちの手元に届くまでにたくさんの人を介しています。当然その方々も対価をいただいて働いているはずです。
つまり、誰かが対価を減らされている―――安さの要因はここにあります。
フェアトレードはこの問題を解決するために、世界的に取り組むための仕組みとして生まれました。
もちろん経済的な問題だけでなく、健全な労働環境の整備・差別や児童労働の問題、農薬や遺伝子組み換え食品の問題などにも取り組んでいます。
その取り組みの証明が「国際フェアトレード認証ラベル」です。
SDGsの17のゴールのほとんどに、この「フェアトレード」は関係しています。わたしたちはこのラベルがついた製品を選ぶことで、SDGsに貢献することができるわけです。このようなサステナブルな商品やサービスを選ぶことを「エシカル消費」といいます。
特別なことではありません。ほんの少しだけ「フェアトレード」に興味を持って、頭の片隅において買い物をするだけです。それが巡り巡って生産者やトレーダーを救うことにつながるんです。
みなさんも「フェアトレード商品」、手に取ってみませんか?
明日も佳き日でありますように
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