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厚生労働省『マイジョブ・カード』というサイトをご存知ですか?

ジョブ・カードとは、厚生労働省の定めた様式に沿ってキャリアプランニングを行うためのツールです。
わたしたちキャリアコンサルタントは、このジョブ・カードを使った支援が行える専門家と位置づけられています。

ジョブ・カードは、厚生労働省が様式を定め、「生涯を通じたキャリア・プランニング」及び「職業能力証明」の機能を担うツールとして広く普及を進めています。 
キャリアコンサルティングなどの相談支援の場面でも用いられ、学生、在職者、求職者など幅広い方の求職活動やキャリア形成にジョブ・カードが役立ちます。

厚生労働省『マイジョブ・カード』より引用


自分がどんな仕事に興味があり、能力を持っていて、価値観を抱いているのか・・・つまり自分に向いていると思う仕事を知りたいと思いませんか?

そんなとき役立つのがマイジョブ・カードのサイトの『興味診断』です。


全30問の質問に直感的に答えるだけで、自分の興味関心がある仕事の方向性が把握できます。

「理論に基づいて職業とパーソナリティを6つのタイプに分類」と紹介されているように、これはジョン・L・ホランドの理論に基づいて分類されています。この6つのタイプは【RIASEC】と呼ばれています。

【Realistic:現実的】
 機械や物を対象とする具体的な活動に興味がある
【Investigative:研究的】
 研究や調査のような活動に興味がある
【Artistic:芸術的】
 音楽、美術、文芸など芸術的な活動に興味がある
Social:社会的】
 人に接したり、奉仕をするような活動に興味がある
【Enterprising:企業的】
 企画したり、組織を動かすような活動に興味がある
【Conventional:慣習的】
 定まった方式や規則に従って行うような活動に興味がある

厚生労働省『マイジョブ・カード』より

このうち特に得点の高いものを中心とし、隣り合う3つのタイプを【スリーレターコード】といい、興味関心が高い・能力を持っている・価値観を抱いている、つまり「自分に向いている可能性が高い仕事」ということです。
その人の性格も表すため、現在の職業や職務とマッチしていると、やりがいや働きがいが感じられるでしょう。


例えば、わたしの場合はこのような結果が出ました。


スリーレターレコードは【R・I・C】。
①現実的 ②研究的 ③慣習的 が上位3タイプです。
つまり【モノ】に強い興味を示しています。


そういえば子どものころから機械オタクで、中学生でパソコンにハマってプログラミングとかやっていたしな・・・
専門学校も情報処理を専攻して、そのまま情報処理を教える仕事をしているしな・・・

と思いつつも、【ヒト】とは対極にある【モノ】に強い傾向を見せているわたし。果たしていまの仕事は適しているのかしら(笑)


ちなみに研究的も慣習的も【モノ】への傾向が強めなので、やっぱり人より機械をいじる方が好きなんじゃん!と、強く思わされる結果でした。


ま、こんな人間でもキャリアカウンセラーとして人と関わるお仕事ができていますし、あくまで性格傾向ですのでこれが絶対指標でないことは気を付けておきたいところです。

ちなみにわたしはこの結果を、分析傾向が強いタイプと解釈しています。
人は理論的に説明できる要素を持っていて、限りなく小さなレベルまで分解すればかなりの精度で人を理解できる―――そんな風に捉える傾向があります。
各種のアセスメントツールは大好きですし、分析結果から傾向を見ることもよく行っています。
就活支援でも、様々なツールを組み合わせて、本人の考えを客観的かつ理論的に捉えられるように工夫しています。


一方で他のキャリコンの方だと、じっくりお話しを伺って相手のお気持ちを受け止めることが得意なタイプもいれば、なんとなく話をしているだけでその人の性格や特徴をスパッととらえてしまうタイプもいます。
きっと【ヒト】の傾向が強い方々なのだと思います。


今日は【RIASEC】で興味診断を行うツールをご紹介しました。
他にもスキルチェックや価値観診断のツールもあります。
ジョブ・カード作成を通じて自身のキャリアを整理することで、就活に役立てることができるはずです。
ぜひ一度やってみることをおススメします!




明日も佳き日でありますように







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