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IPアドレスが表示されてしまった自分の記事のGoogleのキャッシュ削除依頼を出す方法

noteサービスにおいて、記事投稿者のIPアドレスが記事詳細ページのソースコードから確認できてしまう不具合が存在していました。

なお、一般的なIPアドレスから、個人情報を特定することはできません。

現在は、該当部分を修正し問題なくご利用いただける状態です

上記のように運営からはアナウンスが出ておりますが、GoogleはWebサイトのキャッシュを定期的に保存しており、今現在もnote運営による修正作業前の記事ページのソースが保存されており、問題となっているIPアドレスは2020/8/14 18:52 現在でも表示が可能です

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上の画像のように誰でも修正前の状態のソースを表示可能です。(被害拡大を防ぐ為詳細は省きます)

私自身の記事のキャッシュから私の自宅のIPアドレスが現在も表示されることを確認しています。

また、私もいくつかの記事を確認しただけで、公式からアナウンスも出ていないので定かではありませんが、2014年頃の記事のソースにはメールアドレスも表示されているものがいくつかありました。(IPアドレス表示の修正に伴って、現在は修正されております。また運営にはソースを添えて連絡済みです。)

2020/08/18 10:30 追記
運営からメールアドレスの件について返信が来ました。調査中とのことなので今後追加のアナウンスがあるかもしれません。

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今回の件を受けて自身の記事を全て削除している方が多数見受けられますが、記事を削除しただけでは不十分で、Googleのキャッシュも削除してもらう必要があります。

削除依頼方法

Googleのコンテンツ削除依頼ページにアクセスします

URLの入力欄に消したい記事のURLを入力し、「削除をリクエスト」

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記事を削除していない場合は「コンテンツがまだウェブ上に存在します」と表示されるので「スニペットとキャッシュが最新ではありません」と選択し「次へ」

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更新前のページに表示されていた文字列を入力するよう求められるので、キャッシュのソースに表示されていたIPアドレスを入力します

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削除依頼完了です。

数分後に再度キャッシュを確認したところ、IPアドレスは表示されなくなりました。(ばらつきはあるものと思われます)

YahooとBingについて

YahooはGoogleと検索エンジンを共有してるので、上記が方法での申請が受理されるとGoogleと同時に消えるはずです。

Bingについては以下から申請しましょう。

https://www.bing.com/webmaster/tools/content-removal

あとがき

2020/08/14 19:43 追記

公式アナウンスにもあるように、IPアドレスから直接その他の個人情報を特定することは不可能です。

ですが、今回の件は投稿した本人とIPアドレスがセットになっています。

グローバルIPアドレスからは都道府県や場合によっては市区町村くらいのレベルで場所を特定することが可能です。

人によっては地域を特定されるだけでも困る人はいるでしょうし、IPアドレス単体ではなく、いくつかの情報を照合することによってより詳細な情報を入手する起点になり得ます。

またその定義が正しいかどうかはさておき、GDPR(EU一般データ保護規則)においてはIPアドレスは個人データの一種とされています。(上記のような理由からだと思われる)

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なお、GDPRは欧州へのサービス提供意図が明確な場合は、欧州外の企業のサービスであっても欧州からの利用者がいれば保護対象となります。noteは欧州へのサービス提供意図が明確ではないので、GDPRの保護対象外です

私自身はグローバルIPを知られてもそれほど被害はありませんが、人によっては困る方もいると思うのでこの記事を公開しました。

また、note運営の対応については全体的には素早い対応だったと思いますし(特に一時的にサイト全体を止めたことなど)、私は今後も使おうと思ってますし応援してます。

一般的なIPアドレスから、個人情報を特定することはできません。

この一文については、日本人のセキュリティ意識を下げることにもなりますし、完全には正しくないのでちょっと良くなかったなと思ってます。

運営の皆様におかれましては、これから対応がとても大変だと思いますが応援してます。

ドメイン移行を成し遂げた開発陣が揃っているので大丈夫でしょう。

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