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こんな時こそ、お菓子の家

毎日、不穏な情報ばかりが目の前を通り過ぎる。
真剣に読み込むと深い沼に落ちていきそうで、ただ息を潜めて家の中で暮らしている。学童も保育園も行かせるのをやめて、もう4週間にもなる。

毎年恒例のお花見にも行けないし、子ども達はほとんど軟禁生活。仕事も忙しいから、あまり遊んであげられない。せいぜい、昼休みに小さな庭の周りをぐるぐる走るくらい。

だから少し前から、もう、これはそろそろアレしかないな…と思っていた。全員運動不足でふっくらしてきているのに、やるべきではないかもしれないけれど。心の健康、守ります。

そう、家から出られない時は、お菓子の家を建てるのだ。

前回は、台風の日だった。いつもオーソドックスな家だから、今回は息子のテンションを上げる新作で勝負する。

(※子ども達がベタベタ触っている上、私も雑なのでキレイなお菓子の家は出てきません。なんならちょっとグロいかもしれません。あしからず。)

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お菓子の家と言っても、クッキーを焼くとか面倒なことはしない。すべて市販のお菓子を買って、溶かしたチョコレートでつなげていくのだ。左上に見える、ウエハースは必需品。これが家の基本になる。

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まずは飾りのパーツから。これつくるの、すっごく楽しい。アイデアを出し、繋ぎ合わせて、お互いに褒め合う。さあ、どんな家ができるでしょう。

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家の構造はシンプルに。結局いつもと同じ。窓とドアの部分は、ナイフで切って作ります。つなげたら、冷凍庫に入れて固める。これ大事。

つくる→冷凍庫、つくる→冷凍庫…と何度か繰り返し、途中で眠くなって昼寝して、ようやくできた。

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玄関のドアはビスコ。取っ手はマーブルチョコ。ファイアーフラワーは娘の力作。

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こちらの壁は、ジュゲムと、はてなボックス。

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ビルダーマリオのトンカチらしい。窓から住人の口元が見える。あきらかな設計ミスで顔は見えない。

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私の力作!ドッスン!!こんなドッスンなら踏まれたい。

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そう、マリオの家でした。息子大歓喜。
ドッスンが全力ではみ出したため、屋根はつけられず。はてなボックスも小さすぎて、キノコが入らず。毎回、思うようにはいかなくて苦戦するのだけど、それが楽しい。娘が残ったウエハースでインテリアを作ってくれた。

なんだかんだで時間がかかるのに、「さあどうぞ!いただきまーす!」と号令をかけると、あっという間に崩れていくから、破壊欲も満たされる。息子は勢いよくマリオのチョコを掴んで、満面の笑みでむしゃむしゃ食べていた。それはただのペロティなんだけど、家の中から主役を掴みとるから格別なんだろう。

もちろん甘すぎてほとんど食べられず、大きなジップロックに入れて保管される。料理する前にひとくち食べたり、昼の珈琲タイムのお供にしたり、実は私の来週のエネルギー源にもなるのだ。チョコレートのついたウエハース、大好き。

お菓子の家を建てるという、食べられる工作。家にいなくちゃいけないのなら、家でしかできないお楽しみ。とりあえず瞬間的でも、子ども達の笑顔は守れる。そういう意味では、とってもおすすめ。

でもやっぱり、当たり前に外へ出て、公園でわいわい遊ぶ子ども達に「よかったね」と目を細められる日を、心待ちにしている。

そのために、明日もおうちで過ごそう。

#育児 #子育て #おうち時間を工夫で楽しく #おやつ



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