9/11　息子のデフォルト

夕方、保育園へお迎えに行って、目を疑った。
息子の口の周りが黄土色をしている。ところどころだが、一目見てわかるほど、間違いなくカレー。

お昼から、5時間もこのままだったの…？先生やお友達は、気づかなかったの…？首をかしげながら、濡れタオルでごしごしと拭いた。

息子に「どうしてこんなにお口が汚れるの？拭きたくならない？」と聞いたら、「だってねぇ、きょうはおいしーいカレーライスだったんだよ。おかわりもしちゃったんだから！」と自慢げに言い放った。注意されているという自覚など、微塵もない。にっこにこの笑顔である。

彼は食べるのがすごく遅いから、おかわりまで食べ終わるということは結構すごいこと。「ほんとう、そんなにおいしかったの。よかったね」私の眉間の皺なんて、彼は簡単に取り除く。「うん！かぼちゃがねえ、はいってた。おやさいのカレー」「へーかぼちゃか。いいなぁ。ママも食べたかった」

息子の目がきらりと光る。「じゃ！よるごはんはカレーライスにしよう！」彼はただまっすぐに、己の欲望に向かって動く。眩しいほど、迷いがない。

口の周りのカレーくらいで、イラッとした自分が恥ずかしく思える。この子、なんならカレーをそのまま口に付けておきたかったんじゃないか。

もちろん、今日の晩ごはんはカレーライスではなかったけど、食卓で夫に聞いてみた。「きょう、〇〇くんを迎えに行ったら、すぐに給食で何を食べたかわかりました。なぜでしょう？」
「うーん、カレーが口についてたとかでしょ」夫は即答。

我が息子がカレーを付着させていることは、デフォルトになってるのかな。だったら誰も指摘してくれなくても、息子がにこにこしてるのも、しょうがないか。ま、今度カレーを作るときは、かぼちゃをいれよう。

※その後の晩ごはんは、トマトソースをあごで食べてんのかってくらいにべっとりつけていた（終了）

#日記 #カレーライス #子育て #育児