見出し画像

非日常の体験

もう15年ぐらいになるだろうか。
J2リーグで戦う地元のプロサッカーチームの栃木SCを応援している。

この3年間は、コロナの影響で全てのリーグ戦が延期されたことがあったばかりか、無観客試合もあったほど。
そんな中、2023年は会場内でのマスク着用という制限を除けば、ほぼコロナ前の状態に戻ったと言える。
週に1度、90分間のために日々のトレーニングの成果をぶつける選手たちに、スタンドから最大限の声援を送れる状態が、ようやく戻ってきた。

先日の開幕戦では、サポーターの中から抽選で選ばれた200人が、試合開始直前のピッチの近くで、エールを送るという企画があった。
運よく抽選に当たり、ワクワクしながら会場で受付をすると、チームのエンブレムをあしらった大きな旗を渡される。
このイベント用に特注されたもので、グッズとして販売されている同じサイズのものとはデザインが異なっていた。しかもイベント終了後は、そのまま持ち帰ることができるというから、うれしさ100倍。

30分ほど、参加者全員でリハーサルが行われたあと、試合開始15分前にスタジアム内へ移動。
割り当てられた立ち位置は、対戦相手のサポーターの目の前だった。

ビジター側ゴール裏の熊本サポーター
立ち位置から見たカンセキスタジアム

選手たちと同じ高さから見るスタジアムは、両チームのサポーターが歌うチャントが響きわたり、ほかの音が全く聞こえないという環境。
この中でプレーをするというのは、ベンチからの声が届かないということ。いやあ、これはたいへんだと実感。

15分という短い時間の中、サッカーの試合を見るというだけでも非日常なのに、それ以上の非日常を体験することができた。
長いシーズンが始まったのだが、11月のシーズン終了後にみんなが笑顔でいられる結果になることを願う。

めざせJ1 見たことのない景色を我々に見せてくれ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?