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「損切丸」 ー 中国編

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アメリカとの覇権争いの中、ますます存在感の増している「中国」。ここでは中国国債など限られた情報の中、「資金繰り」状況などについて考察を加えてみる。
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2021年5月の記事一覧

金利は語るⅢ - 米国債の ”変な感じ” 。

 前稿でやっぱり不気味な中国国債の金利低下。↓ を書いたが、米国債も大分 ”変な感じ” だ…

損切丸
3年前
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やっぱり "不気味" な中国国債。

 ただただ "不気味" な中国国債の金利低下。(5/12稿 ↓ )の続編。  欧米や他の国債市場…

損切丸
3年前
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”値上がり” は景気の腰を折るのか?

 4月米住宅着工件数 157万戸(▼9.5%) 予想 170万戸 前月 173.3万戸  ←  速報値173.…

損切丸
3年前
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金利は語るⅡ - テスラ、ビットコイン、ナスダック、加権指数(台湾)の ”変な感じ…

  "To clarify speculation, Tesla has not sold any Bitcoin."  ビットコイン(BTC)が何…

損切丸
3年前
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ただただ "不気味" な中国国債。

 4月から5月にかけて中国の国債金利が低下している。10年で@3.2%台だった金利が今日(5/12…

損切丸
3年前
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金利が「K字型化」する国債市場 ー  ”しわ寄せ” は "弱い側" へ。

 2020年から2021年にかけて米国債中心に一斉に金利が上昇してきた国債市場。だがここへ来て「…

損切丸
3年前
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米国債の名目金利は "低位安定" なのにBEI(予想物価率)が再度上昇を始めたのはなぜなのか。

 日本の連休中にブラジル中銀は+0.75%利上げを決定した。ほぼ市場予想通りのようだが、これで政策金利は@3.5%。ブラジル・レアルが売られてていたとは言え、トルコ ↓ 程ではなく為替防衛が主眼ではないようだ。  真の問題は物価上昇圧力だ。2020年前半まで+2%台(年率)で安定していたCPIが直近では+6%超え ↓ 。通貨安の影響がそれ程でもなく、まさにインフレ真っ只中。利上げの効果で通貨レアル自体は持ち直しているが、それでも政策金利@3.5%はまだまだ十分に高いとは言え