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あえて未整頓の文章

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「分かりやすさ」や「読みやすさ」に固執せず、あえて推敲なしで書き綴る文章。
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自分の時間を主体的に過ごしているか

自分の時間を主体的に過ごしているか

スマホには、短いメモをトップ画面に貼り付けておける機能がある。そこに最近「自分の時間を主体的に過ごす」と書いた。最も目に入りやすく、まさに「自分の時間」を考えないといけないタイミングで言葉が飛び込んでくるからだ。

よくある悩みかもしれないが、SNSで使う時間が多いと感じる。一度捕まるとついつい長居をしてしまい、気づくと数十分とか1時間とか、平気で経っている。

もちろんそこで読んだ記事やエピソー

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デジタルで「書き殴る」のは難しい

デジタルで「書き殴る」のは難しい

デジタルで「書き殴る」のは難しい。特にnoteはインプットのレイアウトがとても整っていて、書きながら「どう見えるのか、どう見せるのか」と考えやすい。ブロックを入れ替えたり、長さを見直したり、文章を考えながら別のことも考えやすい。

常にいろんな意味でのバランスを考えて文章を書いている。もちろん読みやすさや見やすさに考慮した文章は悪くない。むしろみんなそれを目指している。

ただ、たまに「整え過ぎち

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自分が面白いと思うことと、人が面白いと思うこと

自分が面白いと思うことと、人が面白いと思うこと

ああ、自分は何かズレているんだろうなあと思うことがある。たぶんこれは私が何か変だとかズレているというより、みんながどこかで感じる感覚だと思う。

一番顕著なのが「これって面白いよ!」と力説しても「そうかなあ」という反応しか返ってこないとき。誰か1人でも「そうだよね!」という人がいてくれると気持ちが楽になるのだけど、多人数なのに誰も賛同者がいないときは「何かズレてるんだろうな」と思う。

現象として

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たぶん壮大なデトックス期間だった

たぶん壮大なデトックス期間だった

そろそろコロナ禍に入ってから季節が一巡する。去年の今頃はまだいわゆる「普通」の生活をしていて、まさか1年後にこんなに周りが変わるだなんて想像もしていなかった。

3月くらいから徐々に仕事が減ってきて、5月6月は洒落にならないほど何もなくなってしまった。でもあれから6カ月弱、振り返ってみると壮大なデトックス期間を過ごしていたように思う。

あまりにも何もなさすぎて、社会的な生存本能がピンチを感じてい

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人生は「集中しているとき」と「集中していないとき」でできている

人生は「集中しているとき」と「集中していないとき」でできている

久しぶりに版画の工房へ行った。3月中旬から休んでいたので2カ月半ぶりだ。木口木版の作りかけを持って出向き、少し見直してすぐインクを付けて刷ってみた。

1刷り目は彫り残しや薄いところをチェック。しばらくまた削ったり彫ったりして線を太くした後、2刷り目3刷り目と試していく。

工房は午前と午後に分かれて人が来る。最初は「久しぶりですー」と挨拶して世間話をしていたけれど、だんだんみんな自分の作業に集中

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知らなかったので始められた。

知らなかったので始められた。

2010年5月にフリーランスになったので、ちょうど10年を駆け抜けた状態。まさか自分がここまで「ライター」という肩書で続けていられるとは思っていなかった。

今と比べるとブログが全盛期、ネット上で新しい展開をしたければサイトを持つかブログを持つかを迫られた。これくらいの縛り、これくらいの情報だけで始められたのがかえって良かった気がする。

もし今ライター業を始めようと思ったら、私にとっては情報が多

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動いたら動いただけのことは起こる

動いたら動いただけのことは起こる

2011年から不定期で続けている「聞き方セミナー」。先週末、初めて福岡で開催した。これまで東京の回でも九州や北陸からわざわざこのために来てくれる人がいて恐縮していたのだけど「自分が行けばいいじゃん」と思って動き出した第1弾が今回だった。

結論は、行ってよかった。

やっぱり福岡開催だから来れる皆さんがいて、会いに行ったから会えた人たちばかりだった。当たり前だけど、会いに行かなかったら会えなかった

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あえて、未整頓の文章をアップする

あえて、未整頓の文章をアップする

世の中には分かりやすい文章と分かりにくい文章があって、どうしても前者のほうが歓迎されやすい。分かりにくい文章は存在までも禁じられているわけではないけれど、書いたら直されたり「読みにくい」と敬遠されたりする。文章はやはり読まれてなんぼのものなので、なるべく読んでもらおうと思うと「分かりやすさ」に振れてしまう。

私もそういう文章を心がけてきたし、仕事で使う文章はまず意味が伝わらなければ用をなさない

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