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アフターイノベーター「GAFAを超える本質思考」

おはようございます。アフターイノベーターのアルキメデス岡本です。

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アフターイノベーターとは

「遅れて来た改革者、本質的な発想をする人、人と違うことをする人、長期的スパンで思考する人」という意味で使われる言葉で私が今朝、思いついた造語です。

時代は今、アフターコロナ時代に突入し様々な変化が起ころうとしています。そのような時代において新たなイノベーションが急務となりました。GAFAが世界を支配した時代からさらに未来の、アフターGAFAの時代に我々は何を考えどのように生きて行けばいいのでしょうか?

今回はアフターコロナ時代に求められている思考とは何か?をテーマに考えます。

GAFAを超える思考とは

GAFAは、かつて奇跡の成長神話を生んだSONYを追いかけた。SONYは、本質に迫れる人材「出る杭」の集団だった。

では、本質とは何か? 

それは古代ギリシア時代から続く謎。世の中は、いまだ本質に迫れていない。
だから「出る杭」は常識破りの発想で、イノベーションを起こす。

しかし、GAFAはまだ本質に迫り切れているわけではない。ならば、本質に迫り切ることで、GAFAを超えられる。これは、本質に迫り切ることでしか見えない、常識破りの発想法、仰天アイデア満載の本である。

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時代が求めている要素

では、時代が求めている要素とは何か?時代が求めている要素を整理する。

①「出る杭」を求めている

②「出る杭」は深く考える

④「出る杭」は正しく考える

⑤「出る杭」は本質思考である

つまり、人の一生で起こるかどうかわからないほど稀な出来事、長期スパンで生まれる現象は、日常の体験のみから判断はできません。だから、過去をより長いスパンで知っているほど「稀にしか起こらない可能性」までも考慮に含めてより安全な対策を本質的に考える必要があるのです。

ズバリ、今の日本に欠けているのはこの「本質思考」なのです。

本質思考とは

ビジネスを単なる経済活動としてではなく、社会を形成する我々の精神の活動として独自の視点から考える。
戦略やビジネスモデルという表層的な事象を描く一般的なビジネス思考に対し、一段高い所に位置する視座そのものが本質思考の成せる技と思わせる。GAFAの考え方は本質思考だ。
彼らが小手先ではなく顧客をいかにして魅了しているかという考察は、業界と職種を問わずビジネスの現場のあらゆる場所で応用が効く。本来の仕事がいかに楽しく人間的な行いであるかを説く。

GAFAは根源的欲求を標的にしている。

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アフターイノベーターの可能性

GAFA4社の成功から、まったく新しく生まれた市場にも、後発で飛び込んで支配者になるチャンスがあることがわかります。コロナウイルスによる大激変で、日本企業はまさにこれから戦略眼を大きく試されるフェイズに突入していくのです。

GAFAが最初のイノベータ―ではなく、後発組であることは、彼らの現在の栄光に傷をつけるものではなく、むしろ学ぶべき点が多いことに注目すべきです。通常、先行する誰かが成功していて、それを目の当たりにすれば、「同じことをしてみよう」と思うはずです。

逆にGAFAは、じっくり先行者の成功を観察して、あえて「彼らと違うことをする」勇気と叡智を持っていたと言えます。

GAFAは超一流の人材を継続的に取り込むことが、突出した成功には不可欠だと考えているとギャロウェイは指摘しています。自らの能力に絶大な自信のある人は、人と違うことを恐れない。だからこそGAFAは、超一流の人材が集まる世界的な大学の近くで起業している。これも彼らが、「違う行動、違う思考ができること」を文化として重視する、つまり本質思考をなにより大切にしていることを示しているのではないでしょうか。

後発組の有利さは、「そこにマーケットがある」ことを確認してから行動を起こしている点にもあります。早すぎるという落とし穴を避ける慎重さがあるのです。ただし、先行者と同じことをしては絶対にいけません。

先行者を見たら、彼らの背中と行動をじっくり観察して「彼らと違う形で新市場に参入する」戦略を選ぶのです。支配者になる栄光と膨大な利益は、違う行動を取る勇気と観察力を持つ、優れた戦略眼のあるアフターイノベーターこそが手に入れるのですから。

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つまり、これからの日本には、GAFAを超える発想を持った「アフターイノベーター」の必要性が益々高まっていくでしょう。

今までの常識と価値観に囚われない、人と違うこと恐れない、空気を読まない、「出る杭」こそ、アフターGAFA、アフターコロナを切り開く可能性なのです。

これまで誰も指摘しなかった、タブー、パンドラボックス、みんな気づいているけど現実を直視せずにいた事。それらをあぶり出し、広く深く正しく考える。さらに、過去をより長いスパンで捉え「稀にしか起こらない可能性」までも考慮に含めてより安全な対策を本質的に考える。

これがGAFAを超えるアフターイノベーターの「本質思考」だと言えるでしょう。

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アガンベンからのメッセージ

イタリアの哲学者アガンベンは問いかけます。

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アガンベンは、自身の近代の解釈を引き合いに出し、「剥き出しの生」に人々を還元するために、「例外状態」がたびたび発生させることがまた起きていると指摘する。疫学的感染モデルや健康保健システムのデータのひとつの「点」に、私たちは突然なってしまったのだ。そのために犠牲になったのが、私たちの最も重要な社会的慣習(友情、抱擁、宗教的行事やコンサートなど)だ。アガンベンにとって、コロナ危機は、私たちがディストピア的なサイバー独裁に向かっていることを確証するものである。

または、コロナ危機によって「知と技術によって近代のあらゆる問題を解決することができるという迷信」が強化され、「健康を完全に監視するためのデジタル化」が無制限に加速する可能性がある。近い将来、スマートフォンにコロナアプリがインストールされ、人が集まる場所が監視されるようになる。人々が交流することがウイルス感染の場と見なされ、取り締まりの対象になるかもしれない。「それは自由民主主義の終焉になるだろうが、逆説的にも科学の成功によって始まったものなのである」

問題は科学の過剰であり、技術への過信にある。コロナ危機にかかわらず、現代社会における気候危機は「人間のゆっくりとした自己絶滅の結果」であり、「致死的なもの」である。アフターコロナに求められるのは、もとの状態に戻ることではなく、世界観の転換をもたらすことである。



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