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【ビジョンインタビュー】株式会社ママピット代表取締役・天谷麻裕子さん

〜飛び立つために 羽を休めれる居場所
〜

20210615_天谷麻裕子さんプロフィール

おかえりおばちゃんになりたい

 「最終的な着地点は、おかえりおばちゃんになりたい。ゆるーく人が集まる場所。私はそこで料理を作って待っていて、ゆるーくとおかえり〜と言っていたい。」

 麻裕子さんがこの先のビジョンとして聞かせてくださった夢。それは、会社員でもシングルマザーでも近所のおじいさんおばあさんでも、誰でも、ふらっと来てお腹を満たしていける場所。ちょっと休んでまた頑張ろう!と出ていける場所。美味しい食べ物がある定食屋。

 そんな、麻裕子さんの夢の原点は、数年前に子育て中のママたちと一緒に作った地域の居場所にありました。
 そこは「子育て中のママたちが活躍できる場所に。」という思いを込めて麻裕子さんがオーナーとなって、ママたちがまだ小さい子どもと一緒に運営した地域の居場所。

「近所のおじいちゃん・おばあちゃんがふらっと立ち寄ってママたちとおしゃべりして、育児に疲れたママたちの肩を揉んでくれていたり。仕事終わりのサラリーマンが立ち寄ってちょっと仕事して赤ちゃんに癒されて帰ったり。近所の産婦人科の先生が子育てに疲れているお母さんにここに行ってみたら。と紹介してくれたり。今、思い出してもすごくいい場所だったなあ。」

と、しみじみと振り返ってお話してくださいました。

 そんな風に、誰でもゆるーく集まれる場所。そして、そこで、みんなが生き生きしている様子を見ながら、おかえり〜と言っていたい。それが、麻裕子さんが目指す理想の日々。
 そして、その場所は収益を目的などにはしたくないからこそ、それ以外のところできちんと不労所得を得る仕組みづくりを、今頑張っている。そんな話をしてくださいました。

ママがピットインして羽ばたいていく場所

 ”妄想を構想に変えて言葉に変換するのが得意!”
と、自身の強みを話してくださった麻裕子さん。現在の主なお仕事は、「何かやりたい。」と考えている女性の起業コンサル。その人のやりたいことをネット上で言葉で伝えてビジネスとして展開していくことをサポートしているそうです。

 「日々の生活で何となくストレスが溜まっているママたちがイキイキしていく姿を見るのがすごく好き。そして、自分も主婦としてだけでなく働き始めたことで、収入を得てやりがいを持ちイキイキすることができた。
 人生一度きりだから、子育てに悶々として終わってしまうとか、旦那さんがいるから子育してるからこれが出来なかった。そんな思い持って死にたくないし、死んでほしくない。やりたいことがあって、キラッとひかるものがある人は、お金を産むように作り上げてあげたい。」

 麻裕子さんは、この仕事に懸ける想いを、こんな風に話してくださいました。
 そんな麻裕子さんの会社の名前は”ママピット”。

 この社名には、「ママがちょっと弱った状態でピットインして、ゆっくり身体を休めて整えて、また羽ばたいていけるように。」そんな想いが込められているそうです。

営業はお互いにとってのプレゼント

 「人のいいところを見つけたり、お金を産むように仕組みを作るのは元々得意なんですか?」とお聞きしたところ、独身時代から営業というカテゴリーではとても大きな成果を出していた。と教えてくださいました。

 営業を営業とは思っていない。相手の思っていること、意図していることを理解して、相手の求めていることを提供する。そうすれば、相手も喜んでその対価としてお金をいただくことができる。お互いにwin-winの関係性ができるんだとか。
 「営業はお互いにとってのプレゼントなんだよ。」そんな風に教えてくださいました。

 独身時代、飛び込み営業で大手の企業さんから契約を取ってくる営業力を買われ、取引先の会社の営業マン向けのセミナー講師を依頼されたことも。
 そんな麻裕子さんのいう営業のコツは「社長さんの前で大口開けて笑ってこい!」 

 社長さんのような偉い人を相手にすると、気を遣う人が多い中で、麻裕子さんが心掛けていることは、逆に気を遣わないように意識すること。仕事としてではなく、人と人としてのコミュニケーションを取る中で、社長さんのオフの姿、素顔を引き出すことを意識しているそうです。

へんくつなおじいちゃんが大好き

 麻裕子さんにとって、今一番楽しい時間。それは、
「テニスをしながら偏屈なおじいちゃんと喋っている時間!!」

 学生時代にしていたテニスを5、6年前に再開し、今でも週に2・3回は近所のテニススクール通って麻裕子さん。そこで出会うおじいちゃんたちと喋りながらテニスをする。そんな時間が麻裕子さんにとって何よりもの息抜きになっているようでした。

 幼い頃、負けん気が強く、要領良くなんでもこなす麻裕子さんに厳格なお父様がよく言われていた言葉。

「お前が男だったらなあ。」

 この言葉に、麻裕子さんは「今思えば、偉大な父親に認められたという嬉しさを感じていたような気がする。」と言います。   

 そんな麻裕子さんの元には、過去に仕事でご縁のあった社長さんが「アイデアちょうだい。エネルギーちょうだい。」と今でもふっと連絡して来られるそうです。
 そのことに対しても、「とっても嬉しい。」そう話してくださいました。

 普段から、会社の代表という立場で気を張っておられるだろう社長さんが、ちょっと偏屈なおじさんになって、弱みを見せれる場所、少し休んで助けてもらえる場所、それが麻裕子さんなのかもしれません。

誰よりも女性らしい

人としてのコミュニケーションを大切にする人


 麻裕子さんの夢である定食屋のおばちゃん、そして今の起業コンサルのお仕事、そして社名である”ママピット”。

 麻裕子さんの中では、全て繋がっていると言います。

 これから頑張りたい、もうひと頑張りしたい、そんな人たちが一休みしてエネルギーを貯めて、再び羽ばたいていけるための場所でありたい。カーレースで高速で走り続ける車が修理点検のためピットインする場所のように。

 このインタビューを通して、麻裕子さんは頭の回転が早く、ビジネススキルとセンスも合わせ持つ一方で、見た目でも肩書きでもなく、人と人とのコミュニケーションを何よりも大切にする、丁寧さと優しさを兼ね備えた”誰よりも女性らしい女性”だと感じました。

 これからも沢山の人の”羽を休めれる居場所”になっていかれるんだろうと思います。

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ビジョンインタビュー2

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