ぬかみそ香る女になりたい

以前から、自分のぬか床を持つことに憧れを抱いていました。

食材の栄養価が上がって美味しくなることはもちろん、何より、ぬか床を作った人によって味が変わるというところに、とても魅力を感じていました^ ^

今まで度々、ぬか床作ろう!というタイミングはあったものの、休みの日は外に出ることが多く、結局実現しないままとなっていました。

先日実家に寄った時、母が、食後のお茶うけに市販のぬか床(パウチパックになっているもの)で漬けたぬか漬けを出してくれた時、私の中でくすぶっていたぬか床への憧れが再燃しました。

頭の中には、夏にミニトマト🍅のぬか漬けを食べている自分がもう浮かんできて、今回何年か越しに、ようやくぬか床作りを実現しました(^^)

材料はこんな感じで、私らしいぬか床にしたいと思い、昆布以外は宮崎産にこだわってみました。

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お水も、ちょうど先日、祓川の湧水を頂いていたので、それを使いました。


材料や作り方は、ネット上に色々と上がっていたのですが、材料で共通していたのは、「昆布と唐辛子、あれば実山椒」ということで、色々なサイトを参考にしつつ、それプラス、宮崎特産の干し椎茸と切干大根を加えることにしました。(実山椒はこの日は入手できませんでした´Д`)


私は普段、焼き菓子やパンなどを作ることが無いので、「手で混ぜる」という作業はとても久しぶりです。

ぬかは案外ダマになりやすいようで、塩水が行き渡るよう念入りに混ぜていると、子どものころの砂場遊びの感覚を思い出し懐かしい気分になりました^ - ^

捨て漬けの野菜までつけ終わったら、一旦の作業は終わりです。

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私は手が大きいので、かき混ぜやすいよう、かなり余裕のある容器を使いました!

これから約1、2週間は、毎日2回ほどかき混ぜながら、捨て漬けを繰り返していきます。本漬けが待ち遠しい!


ちなみに、ぬか床を作ったばかりの香りは、ぬかを少し炒ったからか、お菓子のビスコのような香りがしました笑

そして2日目の朝は、その香りにほんの少し、チーズのような香りが加わりました。

人間の視力では能力的に感知できないだけで、ぬか床の中では確実に変化が起きているということを、香りから感じることができました。


これから夏場以外は、基本的には常温の暗所で保管し、毎日かき混ぜていくわけですが、気温や湿度、そして私の混ぜ方も、一日として全く同じという日はないわけなので、それによって乳酸菌を始めとする菌類も、日々変化していくということになります。

自分の身体に入れていい状態なのか、ぬか床の色や、香り、混ぜた時の手触りが頼りです。


糠味噌臭い女、という言葉がありますね。一般的にはちょっと野暮ったいようなイメージがある気がするのですが、

実際にぬか床を作ってみて、糠味噌臭い女とは、日々、自分の感覚を研ぎ澄まして、小さな変化に敏感になりながら、自分や家族の健康を守る女性のことじゃないか、と気づきました。

なので、敬意を込めて、「ぬかみそ香る女」と呼びたいと思います。実際、良いぬか床は、よい香りがするそうですから。


そして私も、まだ一歩目を踏み出したばかりですが、そんな素敵な女性になりたいと思います^ - ^







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