曽木くらしのしるべ vol.2 「縄文時代と同じ方法で土器を作ろう」
「縄文時代と同じ方法で土器を作ろう」は、4月4日(土)「曽木くらしのしるべ 」イベント中の野焼きで完結する3日間のワークショップでしたが、新型コロナウイルスの影響を受け「曽木くらしのしるべ 」は中止、野焼きは2020年秋頃までの延期となりました。
取材は、イベントの中止が決定する前に行ったものです。
次回の「曽木くらしのしるべ」の開催を願い、こちらの記事を掲載致します。
■縄文時代と同じ方法で土器を作ろう■
(3日間で完成するワークショップ)
第1回目 「薪集め」(2019年11月23日(土・祝))
野焼きで燃料に使う薪集めと講師作陶の土器で煮炊きをしてランチしました。
第2回目 「作陶」(2020年3月1日(土))
土作りから一緒に行い、自分で捏ねた土を使い土器を作陶します。
第3回目 「野焼き」(2020年秋頃開催予定)
2020年4月4日(土)「曽木くらしのしるべ vol.2」のイベント当日に会場で薪を組んで野焼きをする予定でしたが、新型コロナウイルスの影響を受け、2020年秋頃に延期となりました。
旧曽木小学校に隣接する曽木公民会館の2階でワークショップが開催されました。3月上旬ですが陽だまりが気持ちよく、子供たちも外で遊べる暖かさ
取材日は、「作陶」を行う第2回目のワークショップ。
教えてくれるのは、岐阜県多治見市で活動をしている
陶芸家 鴻 義成(おおとり よしなり)さん。
土器の魅力は、低い温度で焼成する事でできる柔らかなフォルム。
自身で土を採取して、土地と密接な焼き物を目指しているそうです。
鴻さんが作った土器
程よい厚みで均等に作られている。簡単そうで案外難しい。
写真右の土器は、土鍋としても使えるそう。新米より古代米の方が美味しいお米が炊けるそう。
初めは、土作りから。昔の様に足で踏んで土を柔らかくします。
均等に足で踏んで「菊の花びら」の様にしていきます。
実際の縄文土器は、砂が多く入っているそうですが、今回は作業し易い様に砂の粒は少なめ。
順番に土踏みを体験します。
均等に踏んで模様にするのは難しそうです。
作り方のレクチャー
紐状の粘土を馴染ませていく。
ただ上に粘土をのせていくと取れてしまうので、外側は、下から上に撫でるなどコツが必要。
「縄文人は、現代人よりかなり器用だったのがわかる。」と鴻さん。
作業中に教えてくれる鴻さんの縄文話が楽しい。
鴻さんのレクチャー後には、参加者の方々のスケッチを元に作陶していきます。
今回は、「縄文時代と同じ方法で土器を作ろう」がコンセプトなので麻の紐や貝殻など面白い道具も。
どんな文様になるのか楽しみ。
参加者の作品を紹介します。
一人暮らしで使えるカフェオレボウル兼ミニ皿を作成中。
名古屋から今回のワークショップに参加されたそう
ドライフラワーを入れる花器を作成されているそう。
本物の土器の写真を見ながら作り上げていました。
家族で使えるおでん鍋を作陶中
焼き色がついてどんな模様になるのでしょうか。
今回の参加者の土器の作品は、
2020年4月4日(土)「曽木くらしのしるべ 」の開催中に野焼きを行う予定でしたが、新型コロナウイルスの影響を受け2020年秋頃に延期となりました。
詳細は、「曽木くらしのしるべ」HPをご覧ください。
「曽木くらしのしるべ」
https://sogikura.localinfo.jp