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なぜグリンチにクリスマスを盗まれた村人は喜びの歌声を上げたのか?~Dr. Seuss『How the GRINCH STOLE CHRISTMAS』

さて、今回は世界的名作絵本、Dr. Seussの『How the GRINCH STOLE CHRISTMAS』(邦題:グリンチ)を徹底解説しちゃうよ。

Dr. Seuss(Theodor Seuss Geisel:1909 - 1991)

いいなあサンタ帽。おかえもんばっかりズルい。

はい、どうぞ。

やっほう!

お前らクリスチャンちゃうやろ。

まったくハロウィンといいクリスマスといい日本人は節操なく…

まあまあ、お堅いこと言わずに。

はい。

なんでワイだけ提灯アンコウやねん!

しかも命の次に大事な丹頂に被っとるやんけ!

ねえねえ、おかえもん。この絵本ってそんなに有名なの?

オイラ見たことないんだけど…

確かに日本では、あまり見かけないかもね。

これに限らずドクター・スースの作品は、日本では軒並み知名度が低いんとちゃうか?

映画化されても日本だけヒットせえへん…

世界的メガヒットを記録したジム・キャリー主演の『グリンチ』もアカンかったし…

『ロラックスおじさんの秘密のタネ』もアカンかったし…

日本人が元ネタになっとる『ホートン/ふしぎな世界のダレダーレ』もアカンかった…

『The CAT in the HAT』に至っては、劇場公開されずにビデオスルーや…

まあこれはアメリカでも大コケした映画やさかい仕方ないけどな…

邦題が『ハットしてキャット』ってやつだな!

でも、なんか所々『怪盗グルー』っぽかったぞ(笑)

このジンクスを今回の『グリンチ』は破ることは出来るかな?

飛ぶ鳥を落とす勢いのイルミネーションだから、外すことはないと思うけど…

せやな。これまでのドクター・スース作品とはワケが違うで。

膨大な宣伝広告費が投入されとる。しかも吹替えは大泉洋や。

年末商戦の目玉だね。オイラ絶対に観に行くぞ!

そのためにも原作の絵本を読んでおかなきゃ。

読まなくても大丈夫だよ。全くの別物だから…

キャラの設定も世界観もストーリーも、原作と映画版は丸っきり違うんだ。

ええ!?そうなん?

でもやっぱり読んでおいたほうがいいかな…

『グリンチ』の「本当のストーリー」を知ってもらいたいから…

本当のストーリー?

毛むくじゃらの引きこもりUMAグリンチがおって…

クリスマス・イブにバカ騒ぎしとったリア充の村人から《物質的なクリスマス》を全て奪って…

せやけど、なぜか翌朝に村人は「クリスマスが来た!」と、これまで以上に喜んどって…

グリンチは「クリスマスはモノだけの問題やあらへん」と気が付いて…

最後はみんなでメシ食ってメデタシメデタシ…

っちゅう話やろ?

なんだ、超ありがちな話じゃんか。

本当に大切なものは目に見えない。そして、みんなで食べるご飯は美味しい。

クレヨンしんちゃん劇場版は、だいたいこんな話だぞ。

ホントにそうだったかな?

物語を、順を追って見ていこう…

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