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『バベットの晩餐会』徹底解説

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イサク・ディーネセン(カレン・ブリクセン)の短編小説『Babette's Feast(バベットの晩餐会)』を徹底解説しちゃいます!映画を観たことある人なら、目からウロコ間違いなし!
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第2章「持ってるマチーヌ」『バベットの晩餐会』徹底解説

第2章「持ってるマチーヌ」『バベットの晩餐会』徹底解説



では第2章を見ていこう。

誰やねん?

ほら、金田一耕助だよ。

今日は名探偵っぽいでしょ?

また脱線の予感が…

その前に「第1章」編はコチラ!

時には~母のない子の~よ~おに~♪

またその歌か!ナンボクまで脱線しないでよ!

収拾つかなくなっちゃうでしょ…

今回のテーマは「なぜ姉妹には母がいないのか?」やで…

なぜか教団内では存在がタブーになっとるオカンの謎が明らかにされるんや

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イサク・ディーネセン『バベットの晩餐会』徹底解説:第1章

イサク・ディーネセン『バベットの晩餐会』徹底解説:第1章



時には~母のない子の~よ~おに~♪

いきなりカルメンマキか!

なに懐かしい歌、歌っとんねん。

いや、ちょっとこの歌についていろいろ考えててね…

誰このおじさん?

さあ、知らない人。でもいい声してるよね。

さて今回は『バベットの晩餐会』の第1章を見ていくよ。

前回を未読の方はコチラをどうぞ!

この解説記事は、あくまで原作である「小説版」の解説やで。

「わたしの知ってる映画とは違

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イサク・ディーネセン『バベットの晩餐会』徹底解説・序章

イサク・ディーネセン『バベットの晩餐会』徹底解説・序章



それではイサク・ディーネセン(カレン・ブリクセン)の『Babette's Feast(バベットの晩餐会)』を解説しよう。

1987年にアカデミー最優秀外国語映画賞を獲得したな。

日本でもファンが多い作品や。

知ってる、この映画!

お洒落女子の映画ガイドに必ず名前が出て来るやつ!

そうだね、名画ガイドには必ずと言っていいほど『バベットの晩餐会』は入っている。確かに「映画として」名作だと

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