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1022「イケハヤさんのこと」

イケハヤさん、面識は全くないのですが、彼が売るnoteを購入して読んだり、月商数百万円あったころの彼のブログを見てどうやってその売り上げを作っているのか研究してみたことがありました。

実際それで私はblog等でサラリーマン時代の月収を超える収益を得ていた時期もあります。

今なんだか、「詐欺師」みたいな批判をうけてて、大変だなあって思います。そんなわけで当時私がイケハヤさんに対して感じていたことを書き残しておきます。

彼は私たち就職氷河期世代より下の世代ですが、ギリギリ、ロスジェネと言われている世代なのかな、一応「でかい企業に入社しよう、それが人生の安定を決める」、みたいなそういう感じ、終身雇用制度にしがみつくのが一番大事みたいな雰囲気を知っている世代のひとだと思います。

そういう人が、割と大企業に入社して早々に

・上司を選べない

・実は企業内での仕事を選べない

などの「上司、職種ガチャ」に、彼らのような高学歴でありジェネラリストとして育てられてきた学生があてがわれ、企業の利益の最大化のための養分に利用されているということに気が付くわけです。それが入社直後ぐらいから会社を辞めて専業ブロガーになったころにメインで書いていた記事だと思います。

結構このころのブログは発見に満ちていると思います。

「あれ? 気がついたらいろいろ個人で稼げるツールが無料で転がってるよ! ほら、ブログとか! これですぐにやりたいことができる」みたいな。そして実際に彼はアクティビストというか実験者となり、自ら会社を辞めてみせ、「ほら見て! 年収150万でも暮らせるんだよ」っていうことを具体的にブログに表記していたことに、私は勇気づけられました。

私もかつて在籍していた年功序列社会のレガシーな会社にいると、自分のやりたいことができるまで数年から十数年かかったりするし、そのくらいの時間を人に揉まれて会社風土に合うように人間性を矯正(?)しても「やっぱりお前には無理」みたいな感じで傍流に配置されて終わっていく人もたくさんいました。

そういう中で、「やりたいことはさっさとやっちゃえるし、会社辞めても死なないからやろうぜ」みたいな感じのことを言ってくれる人ってかなり勇気づけられる存在だったなと思います。

現在の私自身はいつもいざとなったら生活保護受ける。だから自分ができないことには無理をしない。そう決めて生きているんですが(そして幸いたぶん今後一生生活保護を受けることはないでしょうが)、そういう「世間的にはあいつは落ちぶれた、と言われるかもしれないけど、その落ちた先には、草原が広がってて、そこにも楽園は作れるよ」っていうビジョンを示してくれたと感じたんですよね。

それって福祉の勉強をしていても、とても画期的かつ大事なことだとも思うんですよね。その考えかたこそが、その人が感じている「落ちた」と思った先にも広がっている世界を想像し、創造し、そこに飛び込んでいく「勇気」みたいなものを養う土壌になるからです。

私は精神保健福祉士になって、少なくない精神障害者のひととお会いしました。その時、うつ、と言われている人たちの特徴として「現状の人生をプランAとして、それを思い切って捨てちゃって、そのうえでプランBを描けばいのに、描けない」ということがあげられると思ったんです。

つまり、今の生活でうつになったんだから環境を変えちゃえ、ということが考えられない。というのが、うつのひとの特徴かなと思います。「環境を変えたら死ぬしかないんじゃないか」って思ってしまうから、自分を痛めつける環境にしがみつくしかなくなってしまう。

そういうときに、「いや、会社やめちゃってさ。あとそのモラハラみたいな親と同居もやめちゃって、一回入院しよ? で、福祉のお金使って、これからのこと考える時間つくろうよ」と、支援者側はそのひとにプランBを提示する、そしてその人はそれを選び取るということってすごく大事だと思うんですよね(あくまで例ですからね)。

話が飛ぶようですけど、イケハヤさんは、そういうことを自分がまずやったんだと思うんですよ。「プランB」を選ぶ、という行為を。それは自分を生かすために。

それがうまくいきそうだっていう予感を感じたから、みんなもやるといいよ。ってなったんだと思います。

つまり人生何度でもコケていいよみたいな。そういうイケハヤさんの考え方にふれて、「ああ、いいなあ」って思った時期が私には確実にありました。

人は変わります。

実際私も人生のAプランだった老舗出版社の会社員という立場や結婚を捨て、Bプランを選択した。私は変わりました。

そして「プランB」の提唱をしていたイケハヤさんも時間の経過とともになにか変わったんだろうなと思います。批判されるのは理由がもちろんあるでしょう。

ただし、ある時期、語る言葉にはきらめきがあった、そういうことは忘れないでいようと思います。

そして人は再起するものだろうとも思います。自分の問題を受け入れ、見つめる客観性があれば、自分を生かせる場所が必ずあるはずだ、と、私は思います。

それと同時に人は多面体です。どんな人からでも、おっこれはいいなということは学べると私は本気で思ってます

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