見出し画像

E225: 降車ボタンとプッチンプリン

路線バスの中。
私の前の席に座っていたサラリーマンが、すぐに降車ボタンを押したのです。前のバス停を出て、すぐ押したものですから、ここでちょっとした「事件」が起こりましてね。

バスの後方で小さい男の子がぐずり出したんです。
この時点で、何かピンときた人はいるのではないでしょうか。


私は後ろを振り返らなくても、その男の子の悔しい状況がよくわかったんです。要するにですね…。


「僕が(降車)ボタン押したかったのに…!」


これ、普段バスに乗らない人にとっては、さっぱり状況がわからないかもしれませんが、普段バスに乗っていると、何年かに一度こういう状況に遭遇するんですよ。あるある、とまではいかないけれど「バスの中お子様時々あるある」です。

声の様子からして、3、4歳の男の子です。
何でもやってみたい時期なのであります。

そういう子にとって、バスの降車ボタンを押すというのは、ちょっとワクワクする体験でございまして。

それを大人に「とられてしまった」のですよ。

きっと、そのサラリーマンの人も、この状況に気づいていたかもしれないですが、後ろを振り返る事はありませんでした。

といって、基本的にそのサラリーマンに罪は無いのだから、というか、誰も悪くないのだから、このような場合、変に後ろを振り返らない方が良いのです。

もう「聞かなかったふり」するしかないですねー。

ちなみに
この私も過去に「先に押してしまった」経験がありまして、(やっちゃった! )と思いました。

その時も男の子だったんですけどね、ちょっと大げさに謝罪したら、お母さんが恐縮してました。笑笑

大人になったら懐かしく思い出すと思います。
(覚えていないかもしれないけど…)

小さい頃、なぜあんなに小さいことにこだわっているのか、そんなことで喜怒哀楽が表現できるのか、大人から見ると不思議ですけど、それも含めて可愛いんですよね。

こんな話をすると、また、
「やっぱり源太さん、本当はお子さんいるでしょう?」と言われるんでしょうかね。よく聞かれますが、本当にいません。残念ながら…。

 

「降車ボタンを押すことにこだわりを持つ」

こういう光景を見ると、私はとても愛おしく感じてしまうのです。

私の場合、降車ボタンにはそれほどの思い入れはなかったのですが、


思い返せば、私にもこれと似たような経験がございます。それは、


「どうしてもお皿でプッチンをしたい」

ということ。

…はい。これも「お子様あるある」かもしれません。

私と「同い年」のお菓子
【プッチンプリン】でございます。

私、お皿に「プッチン」しないと気が済まない子でした。なんであんなことにこだわっていたんでしょう。よくわかりませんが、子供の頃って、そういうことが大事だったりするわけです。

バスの中でちょっと懐かしく思い出しました。

ちなみに今も、時々食べますが、「プッチン」はしておりません。お皿洗うの大変ですからね。なんともつまらない大人になってしまいました。笑笑

今年は江崎グリコが大変でございましたが
そろそろ販売再開するのでしょうか?
毎日買っているわけではないのに、なくなると途端に寂しくなりますね。

がんばれ男の子!
がんばれプッチンプリン!

【連続投稿: 146日目  ライランⅡ: 57日目】

今日は57日目です


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?