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その人が持つストーリーに触れると、人はその人を好きになる。【インタビューのススメ】

WBC優勝で日本が盛り上がりまくっている。

私はリアルタイムで見られなかったので、テキスト速報で追いかけて後からテレビで見た。
いやはや、大谷選手がかっこよくてまいったまいった。
普段クールなのに、雄叫びを上げるとか熱い姿を見るとギャップで萌えちゃうわ。

準決勝の前日、とあるニュース番組を見ていた時のこと。
日本代表選手の一人である、ヌートバー選手の特集をやっていた。

父親がアメリカ人で母親が日本人のハーフ。
国籍はアメリカ。

幼い頃から野球が大好きで、野球少年だった。
当時の写真が紹介されたり、母親がヌートバーについて「彼はすごく負けず嫌いで、負けて帰って来たら大変だったんです」と語ったりした。

また、9歳のヌートバー少年が「いつか僕の母国、日本を代表して戦いたい」と語る動画も紹介された。

そして今の活躍風景が流れて、スタジオに映像が戻った。

「いかがでしたか?」と聞かれたコメンテーターの男性は「元々興味がなくても、こういう風にストーリーを見せられると好きになっちゃうよね」と笑っていた。

それを見て「そうなのよそうなのよ」と私は思ったのだ。

というのも、少し前に「情熱大陸」で佐々木朗希選手が取り上げられているのを見た。

彼は東日本大震災による津波で、父親と祖父母を亡くしている。
そんな悲しい過去や、今も同級生たちと過ごしている姿、野球にかける思いなどを見ていたら「ちょっと好き」になってしまった。

それ以来、WBCで見かけたら「あ、佐々木選手だ。がんばれ」とか思うようになった。我ながらチョロい。

でも、人ってそういうものなんだと思う。
その人にあるストーリーを知ると、ちょっと好きになる。

なぜ今、私がそんなことを長々書いているかっていうと、それは「私がインタビューを書く理由」につながるから。

私は、いわゆる一般の方のインタビューを書かせてもらっているのだけど、その人がどういう人生を歩んできたのか、どんな壁を乗り越えて来たのか、そして今何を感じて生きているのか。そんなことを綴っている。

ひとりひとり、その人にしかないストーリーを書いていると必ず得るものがあるし、「この人も頑張って来たんだなあ」と思って共感したり胸が震えたりして、最終的になんだか好きになってしまう。

書いている私がそんなだから、読んだ人も好きになってくれるようで、中には私の書いたインタビュー記事を読んで「この人に仕事を頼みたい」と思って依頼したという人もいる。

その人にしかないストーリーは、必ず人の胸を打つもの。
私はそう確信している。


もちろん自分で「私はこういう過去があって、こういう思いで今がんばってます」と綴ってもいい。

でも、他人に客観的に書いてもらう方が、人には伝わりやすいんじゃないかなって個人的には思う。

ということで、自分の思いを伝えたい方、誰かに好きになって欲しい方にはインタビューおすすめです。

よければぜひ。

以上、宣伝でした。

インタビューをまとめたマガジンもありますので、お時間許しましたらぜひ。


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